「津田沼ザ・タワー」の「容積率緩和」適用は制度の趣旨に反する。「仲よし幼稚園跡地活用事業」「審査委員」選定は八百長か。商学部経営学部系教員を選考委員に入れないのは、八百長計画に異議を唱えさせないためなのか?
[第482回]
船橋市南東部の住居系用途地域の南側を塞ぐ巨大な人工の岩山として、船橋市と習志野市の境目付近の習志野市に建造中の「津田沼 ザ・タワー」と称する岩山の計画には不可解なところが多い。

( ↑ 「津田沼 ザ・タワー」 2020年1月上旬、早朝の写真。)

( ↑ 「津田沼 ザ・タワー」 習志野市谷津1丁目15。)
JR「津田沼」駅の北側は比較的古くから、そのさらに北の住宅地の住民に利用される商業地であったが、駅の南側は1990年代前半、私が船橋市に居住した頃には総合住宅展示場でも面積が広い方の総合住宅展示場があって、快速の停まる駅のすぐそばにこんな総合住宅展示場があるのか・・と思ったものでしたが、駅のすぐそばに総合住宅展示場が作られていたように、JR「津田沼」駅の北側は商業施設が成り立つ場所であったけれども、南側は商業施設の立地としては条件があまり良くない場所であったのです。南側に海があって、北が高く南が低い立地の場所においては、駅の北側は発展していくのに対し、南側は、JR「船橋」駅のように既存の市街地の北側に駅を作った場合は、既存の市街地が存続しながら北側が新興の商業地として両側が発展するということもあるけれども、そうでない場合、JR「津田沼」駅の南側などのような場合には南側は少々厳しい、というところがあったのではないかと思います。JR「津田沼」駅のすぐ南に10階建てのモリシアビルというのがあり、今はイオンが入り、その他の小規模の商店やパソコンスクールのアビバとか入っていますが、かつては、イオンではなくダイエー津田沼店が入っていました。ダイエー津田沼店ができた頃、JR「津田沼」駅の周囲では、駅の北側には、パルコがあってパルコの中には西友がはいっていて、北側の東より、新京成電鉄「新津田沼」駅の南にイトーヨーカドーがありました。比較的最近、新京成電鉄「新津田沼」駅の北側にイオンモール津田沼(イオン津田沼店)ができ、JR「津田沼」駅と新京成電鉄「新津田沼」駅の間の位置ならともかく、新京成電鉄「津田沼」駅の北側に大規模なものを作ってどうなのだろうか・・と思ったのですが、そのあたりも考慮したのか、大規模な駐車場を併設したものが造られ、実際問題として、通勤においてはJR「津田沼」駅は利用しても新京成電鉄「新津田沼」駅は利用しないという人でも、この2駅より北側に住んでいる人からすれば、イオンモール津田沼のような店に買い物に行く場合には、普段、通勤で利用している駅でない方の駅に近い場所でも問題はないわけで、新京成電鉄「新津田沼」駅をはさんで両側にイオンとイトーヨーカドーがあって改札口のある階を通ってこの2店を地べたに降りなくても行き来することができることで、利用者の便をはかり、けっこう来店は多いようです。それに対し、駅の南側にできたダイエーの場合、こういう立地の場所においては、駅の北側は少々距離が離れた場所でも成り立っても南側は厳しいところがあり、そこに大規模な店を出した・・という見通しの甘さなどに一時は隆盛を誇ったダイエーがつぶれる要因のひとつがあったのではないかとも思えます。
これまで、船橋市の南東部に住んできたものの、船橋市と習志野市のどこが境目かなどそれほど気にしないで生活してきたのですが、今回、船橋市域と習志野市域を意識してクルマで移動し歩いてみますと、船橋市域と習志野市域とではその境目を超えることで雰囲気に大きな違いがあります。ウィキペディアによると、船橋市は人口約63.5万人の中核市で、それに対し、習志野市は人口約17万人の市です。人工で見て船橋市の方が多いというのは面積が船橋市の方が習志野市より広いからということもありますが、それだけではなく、実際に、両方の市をクルマで走り、歩きしてみますと、習志野市は船橋市に比べると、「いなかくさい」「じじむさい」ところが現実にあります。
※ 《ウィキペディアー船橋市》https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%B9%E6%A9%8B%E5%B8%82
《ウィキペディアー習志野市》https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BF%92%E5%BF%97%E9%87%8E%E5%B8%82
「いなか」が悪いということはないのですが、福沢諭吉が「『いなかもの』という言葉には2通りの意味がある。田舎の生まれとか田舎の住人とか田舎出身とかいう意味の『いなかもの』というのは別に悪いことはない。しかし、『精神面がイナカモノ』というのはこれは良くない」と語ったというのですが、どうも、意識して船橋市と習志野市を歩き比べてみると、習志野市は船橋市に比べて全体的に「いなかもの」なのです。 習志野市の中心駅というと、京成「津田沼」駅とJR「津田沼」駅があって、京成「津田沼」駅は習志野市にあり、JR「津田沼」駅は船橋市と習志野市の境目にあります。周囲を歩いてみると栄えているのはJR「津田沼」駅の方で、昔から、京成電鉄というのは大手14社(東京の7大私鉄・関西の5大私鉄と名古屋の名鉄・九州の西鉄)の1つとはいえ、東京の7大私鉄でも他の6社と比べて「なんかぱっとしない」と言われてきたのですが、どうも、相変わらず「ぱっとしない」ところがあって、国鉄がJRに変わるまで、私鉄の方が「企業努力」をしている場合が多かったのに、千葉方面についてはむしろ国鉄⇒JRの駅の周囲の方がまだしも「私鉄型」のような傾向がありました・・が、JR「津田沼」駅と京成「津田沼」駅の界隈の雰囲気の違いというのは、そのあたり、JRの駅と京成の駅の違いにあるのかと私は最初思っていたのですが、そうでもないのかもしれない、そういう面もあるかもしれないが、むしろ、船橋市と習志野市の違い、JR「津田沼」駅の南側はほとんど習志野市ですが、JR「津田沼」駅の北側は西半分が船橋市で東半分が習志野市で、北側の習志野市域にある店舗もその顧客は多くがその北側の船橋市域からの客であり、そうであるから、船橋市域にある北側の店と習志野市域にあるけれども対象顧客は船橋市域の店である北側の東よりの店とが栄えていたのであって、南側は立地として「南下がり」で南側に行くと海に突き当たるという立地の駅では北側に比べて厳しいという理由だけではなく、南側はほとんどが習志野市であったから、ということが理由としてあったのではないかと思われます。市役所に行ってみても、船橋市役所と習志野市役所とでは、習志野市役所の方が「いなかの役所」みたいな雰囲気が現実にあります。
「東京の東側の市では一番の市」である中核市の役所と「いなかの役所」みたいな雰囲気の違いが現実にあります。1970年代前半、私は大阪府箕面市に住んでいたのですが、箕面市会議員の選挙の時、我が家はT字路の角にありましたので、我が家の前で演説する候補者があったのですが、その頃はまだ20代だった日本共産党の村上弘充(ひろみつ)さんが、「この4年間で、市議会で市長に質問した回数は・・」と話していたことがありましたが、4年間で市長に質問した回数は日本共産党の議員が3分の2以上で、村上弘充さんひとりで全議員の質問の半分近くをしたというのです。それに対して、「元議長の保守系無所属のある議員、この人、過去4年間に市議会で発言したことというと、たったの1回。何を言ったかというと、共産党の議員が市長に質問をしている最中に、『あとから来たもんが、ろくに税金も払わんと、あれやれこれやれ贅沢ぬかすな。あほんだら』と、こうヤジを飛ばした。これ、議事録に記載されているんです。この一言だけですよ、4年間でこの人が市議会で発言したのは。せっかく、市会議員に選んでもらっておきながら、その一言しか発言していない」と。なるほど、たしかに、「あとから来たもんが、あれやれこれやれと贅沢ぬかすな。あほんだら」しか言えないような人よりも、こうやってきっちりと発言し演説もできる人の方が議員になるべきではないか・・という感じはしました・・が、さらにしばらくして、あんた、北野高校を卒業して国立大学に行ったというようなそんな人が箕面市なんていなかの市で、市会議員といっても実際問題として「そのへんの高卒のおっさん」「『保守系』っつったって『革新』でないから『保守』てだけの単なるいなかのおっさん」相手に論戦やってないで、さっさと国会議員になって自民党でも東大かそこらの大学出てきたような人を相手に論戦やった方がいいよ、なんで、あんた、田舎の市会議員なんてやってんの・・・て思うようになりました・・・が、箕面市も最近は少々変わったように思いますが、習志野市の市役所に行ってみて、習志野市というのは、言ってみれば、その頃の箕面市みたいなもん。もしかすると、その頃の箕面市より下。それに対して、船橋市は、なんだかんだいっても、中核市で、東京の東側では、県庁所在地の千葉市は政令都市になったとはいってもいっぱい合併して人口が増えたという連邦制みたいな市であって、大阪府のJR阪和線・南海本線は大阪市から和歌山市まで走っているけれども、和歌山市は和歌山県の県庁所在地だから大阪市の南隣の堺市よりも都会かというとそんなことはないのと同様、船橋市の方が東京に近い「中核市」であり、「いなかの市」の雰囲気のある習志野市とは異なり、隣接していても市の境界を超えるとそれだけで街の雰囲気も変わりますし、市役所の雰囲気も違います。かつて、太田房江とかいうおばさんが大阪府知事になった際、この人は過去にも他の地方の知事にでないかと打診されたことがあって、そんな田舎の知事なんて嫌だと断ったことがあった人だったが、大阪府知事ならなってもいいと承諾して知事選にでたとどこかに書いてありましたが、習志野市と船橋市の違いは、その太田房江さんが断った「田舎の県」と承諾した大阪府くらいの違いがあるように思えます。市職員に応募する人の層も違うかもしれませんね。
そして、JR「津田沼」駅と京成「津田沼」駅では、京成の「津田沼」駅の方が京成本線・京成千葉線・新京成電鉄の3線が交わる駅で、JR「津田沼」駅は総武線だけの駅で少々離れた場所に新京成電鉄「新津田沼」駅があるというものですが、JR「津田沼」駅の周囲の方が開けているというのは、JRの駅か京成の駅かということもあるかもしれませんが、それよりも、北側は船橋市の駅か全域が習志野市の駅かという問題もあるように思えます。 JR「津田沼」駅の北側はJR「津田沼」駅の影響圏ですが、南側は必ずしもそうではない。南側は京成「津田沼」駅や京成「谷津(やつ)」駅の影響圏・・みたいな性質がある。そういう地域だったのです。そういう地域には、ダイエーの大規模な店舗はかなり厳しかったでしょう。ダイエーがつぶれた要因のひとつにそのあたりの見通しの悪さがあると私は思っています。
今回の「津田沼 ザ・タワー」の計画においても、習志野市役所のやることは、実際問題として「じじむさい」。 「じじむさい」というのは大阪弁だと思いますが、東京の言葉でこれにぴったりあてはまる言葉が思い浮かばないので、「じじむさい」と表現します。「じじむさい」んですよ、習志野市役所の発想は・・・。
それから、「仲よし幼稚園跡地活用事業」の「審査委員会委員」は、習志野商工会議所会頭が副委員長で他に委員に習志野市商店会連合会長と商店会関係が2名、その他の委員は谷津・谷津西部・津田沼・津田沼北部の町会長、これらこの岩山の足元の商店が多い地区の町会が4名。それに不動産鑑定士と税理士の2名。習志野市役所が4名。千葉工大が権威づけのための神輿の委員長としての建築学科名誉教授の山本明さんと委員の准教授倉斗綾子さんの2名。もしかすると、倉斗さんは「女性を1名くらい入れておいた方が委員の名前を並べた時に見た目がいい」という発想もあってそこに入ったかもしれませんね。なんで、この付近、相当広い範囲に影響を及ぼすものをこの15人で「選定」してしまうのか。本来ならもっと広い範囲で住民に意見をきいて進めるべきものを、巾着切りみたいにこそっとこの15人で決めて「やったもん勝ち」みたいに進めてしまうのか・・という問題がありますが・・・。
それとともに、落ち着いて考えてみると、この「審査委員」について2つ、疑問があります。
【1】 習志野市には建築学科のある大学というのは、千葉工大だけではなく、日本大学生産工学部というのもあったはずで、日大というのは、福島県郡山市にある工学部と船橋市東部にある理工学部と習志野市にある生産工学部と3つに建築学科があるという大学で、「日大日大言うけれども、私立大学の中では建築学科は歴史があるんやぞ」と「日大でたおっさん」(「ポン大のおっさん」)が言う大学なのですが、日本の建築学科では私立大学では早稲田大の次に歴史があるという建築学科は郡山の工学部の建築学科なのか船橋市の理工学部の建築学科なのか習志野市の生産工学部の建築学科なのかよくわかりませんが、世間一般には「日大日大言うけど、建築学科は歴史があるんやぞ」の日大の建築学科の方が千葉工大の建築学科よりは評価が高いのではないかと思うのですが、もしも、建築学科教員に2人、「審査委員」に入ってもらおうということなら、習志野市に千葉工大と日大生産工学部と建築学科のある大学が2つあるのなら、公平な「審査」を目指すのなら、それぞれから1名ずつでも良さそうなものではないかと思われるのですが、なぜか、千葉工大から2名なのですよね・・・。変だと思いませんか? ここで気づくべきは、はたして、山本明氏・倉斗綾子(くらかず りょうこ)氏の2名というのは、「建築学科の学者」としてということで「審査委員」に加入していたのか、それとも、習志野市のJR「津田沼」駅の南側に利害関係のある者として参加していたのか?・・という問題です。この2名が建築学科の教員であったことから、「建築学科の学者」という立場で・・かと勘違いしそうですし、私も最初はそう思ったのでしたが、そうではないのではないか。一見、「建築学科の学者」として参加していたかのように見せて、実際にはJR「津田沼」駅の南側に利害関係のある千葉工大の関係者として参加していたのではないのか。さらにうがって考えると、千葉工大にも、「津田沼 ザ・タワー」ほどではないがけっこう高い建物が2棟、建っており、それ自体、その場所には高すぎる建物であり、それを正当化するために、それ以上に高いものを付近に建てさせようという意図もあって参加したのか?・・・といったことも考えられてきます。
【2】 そして、もうひとつの疑問。大学の教員が「審査委員」に加わるのであれば、なぜ、建築学科の教員2名なのか? ・・そう思いませんか? 皆さん、ご存じかどうかわかりませんが、茨城県つくば市のつくばエクスプレス「つくば」駅の前に「つくばセンタービル」なんてのが建っています。二級建築士のテキストにも名前が登場する「世界の磯崎新」なるお方が設計なさった「ポストモダンの集大成」とかいう仰々しい建物です・・・が、行ってみますと、中庭はごつごつした岩だらけで、オブジェのミネルバのなんとかは鉄線が子供の眼くらいの高さに突き出て危ないことこの上なし、中央部に溝があってそこで集会なんてやったらつまづいて危険。「納骨堂みたい」なデザインのノバホールて音楽ホールて、誰が使うの?(だいたい、イタリア語の「ノバ」、英語だと「ニュー(new)」と英語の「ホール」をくっつけた名前というのもイナカモンくさい!て感じがする。イタリア語ならイタリア語、英語なら英語で全部、表現すれば良さそうだが、全部英語にすると「ニューホール」でしかないから「ノバホール」にしたのでしょう)それより何より、「つくばセンタービル」の向かいの「普通の人」が設計した「普通のビル」の商業施設には人がいっぱい入っているのに、「世界の磯崎新」設計の「ポストモダンの集大成」なる「つくばセンタービル」の商店街は、駅の目の前のビルにもかかわらず、シャッター締めの空きが多く、閑古鳥が鳴いている・・・。何年か前に見に行った時、そうでしたが、今はどうなったか、たぶん、たいして変わらんのではないか・・・。 そのあたりを見ても、そういった街の計画というのは、理工学部的発想とか芸術学部的発想でやるものではなく、商学部的発想・経営学部的発想でやるものだと思うのです。「建築家」とか言えばひとは「言うことをきく」みたいに思ってるおっさんが、「芸術家」になったつもりで「ポストモダンの集大成」とかやられてもねえ・・・、結果として「駅前の巨大ながらくた」になるということと違うのか・・て感じがしますね。
※ つくばセンタービルについて、
[第7回]《『C級サラリーマン講座』に学ぶ建築~東京都庁舎・つくばセンタービルへの疑問 〔引っ越し掲載〕》https://philoarchi2212.seesaa.net/article/201101article_9.html
[第21回]《『がきデカ』に学ぶリフォームの勧め~つくばセンタービル 再登場 〔引越掲載〕》https://philoarchi2212.seesaa.net/article/201101article_23.html
[第311回]《国立西洋美術館 常設展とル・コルビュジェの芸術空間展【6/6】西美にルーツが?と思える前川國男の建築》https://philoarchi2212.seesaa.net/article/201708article_6.html
慎腹風呂愚[第372回]《紅葉の大谷本廟(西大谷)参拝。大谷本廟の庭がこんなにきれいとは。及、ノバホールと無量寿堂はそっくり》https://shinkahousinght.at.webry.info/201512/article_1.html
それで・・、「仲よし幼稚園跡地活用事業」の「審査委員会委員」に大学の教員が2名入っていて、教授⇒名誉教授、助教⇒准教授の2名のうち、委員長に教授⇒名誉教授の方の山本明氏がなっているのですが、「もしも、大学の建築学科の教員を2名、参加してもらうのであれば、習志野市にある建築学科のある大学は、千葉工大だけでなく日大生産工学部もあるのに、なぜ、千葉工大から2名なのか」という疑問点もありますが、それ以上に、「もしも、大学の教員に2名以上、参加してもらうのならば、建築学科の教員だけでなく、商学部・経営学部系の教員にも参加してもらうようにするべきなのに、なぜ、商学部・経営学部系の教員の参加はなく、建築学科から2名なのか」という疑問点もあるはずなのです。街づくりというものは、「理工学部的発想」とか「芸術学部的発想」でやるものではなく、「商学部的発想」でやるものだと私は思いますし、普通はそう考えませんか? それを、千葉工大の建築学科の教員2名は入れても、商学部・経営学部・経済学部系の教員の参加はないというのは、もしかして、ある程度、「独立自尊の精神」のある商学部・経営学部系の教員に参加させた結果、習志野市商工会議所とかの「いなかのおっさん」が考えた「いなかもんの発想」に異議を唱えられては困ると考えた、ということか。 商学部・経営学部系の教員にもいろいろな人がいるでしょうけれども、私は大学の教員ではないけれども、「商学士」として、もしも、「審査委員」に参加していたならば、これではいくらなんでもまずいだろう、そうではなく・・・のようにしてはどうだろうか・・といった意見を言いますね。自分自身の意見を言わない言えないようでは、委員の意味がないし、ましてや、大学教員として参加した意味がないことになります。逆に、自分自身の意見なんて言うつもりもないし言う能力もなく言う姿勢もないが、大学教員として「委員」に参加してお飾り・神輿として権威づける役割を果たしたいという「権威主義」の「スノッブ」として参加しようという人もいるかもしれませんが、その大学教員というのは「その程度の人」ということでしょう。そういう「その程度の人」を2人入れたのか? どうも、お飾りとなり・神輿となって権威づける権威主義の教授として千葉工大建築学科教授山本明氏に「委員長」になってもらい、1人ではない方がいいと考えて、あと1人、千葉工大建築学科の教員で山本明氏より下の役職の人で、この際、できたら女性が1人入った方が「委員」として名前が並んだ時の見た目がいいという発想で倉斗綾子氏を入れた・・・てことか?・・・。なんか、そんな感じに見えませんか?
商学部・経営学部系の教員で、ある程度、「独立自尊の精神」を持って自分自身の意見を述べる姿勢がある人に「委員」に参加してもらった結果、三菱地所レジデンス(株)や東京建物(株)といったマンション屋に高層の岩山を建てさせようと考えた習志野市商工会議所などの「いなかのおっさん」の発想に異議を唱えられたり別意見を主張されたりしたくないと考えて、それで、神輿としてかつぐことをもっぱらの目的とした「建築学科教授」を「委員長」にして、商学部・経営学部系の教員には参加させなかった・・・てことか? 「ゲスの勘繰り」だろうとか言い出す人もいるかもしれませんが、それなら、どう違うのか説明いただきたいですね。そうではないとたとえ言われても、そんな感じに現実になっているではありませんか。違いますか?
この「津田沼 ザ・タワー」が建造中の場所というのは、用途地域は商業地域に指定されていた場所なのですが、都市計画図を見ると、なぜか、不自然に商業地域が南に突き出た場所だったのです。↓

↑ 見ていただくとわかると思いますが、不自然に南に商業地域が突き出ていますでしょ。
この稿の最初に述べましたが、JR「津田沼」駅というのは北側は、北側に南西から北東にかけて成田街道が通っているということもあり、駅からある程度の距離の所まで商業地として成り立つ可能性がある場所ですが、南側は、大規模商業施設が成り立つかどうかというと、駅のすぐ南のモリシアビルの場所でぎりぎりどうか・・というくらいの場所だったのです。ですから、そのさらに南の「仲よし幼稚園跡地」は商業地域に指定されているけれども、周囲の用途地域の状況から考えても、第一種住居地域か第二種住居地域くらいでいい場所ではなかったかと思います。
用途地域の指定ですが、用途地域というものは指定された用途地域の条件に合わせて建物を建てるべきものなんか、それとも、建てたいと思う建物に合わせて用途地域を指定・変更するべきものなのか・・という問題もあります。
たとえば、吉田正毅(せいぎ)『棟梁が語る家造り』(1993.11.10.連合出版)には、福島県いわき市の大工棟梁の吉田正毅さんが自宅をいわき市の植田のあたりの海に近い場所に自分自身の手で自宅を建てて住んだところ、築七年の時に、立ち退きを迫られていわき市渡辺町に移築した時の話が書かれている。
《 私が自分の家を建てたのは、昭和50年(1975年)のことであった。いわき市の海岸沿いの、潮の匂いが満ちているようなところで、ちょうど常磐共同火力発電所の裏門の近くにあたる。その時点で、私も家族の誰も、まさか十年後にこの家を移転することになるとは想像もしなかった。
住宅金融公庫をつかったので、市役所の建築指導課の現場審査があった折、「さすがに、頑丈に出来ていますね」と言われたことを覚えているが、わが持家だから特に念入りに手を掛けて施工したわけではない。いつもの施工方法に変わりはなかった。と同時に、紺屋の白袴となるようなことはないようにと心掛けたことは確かであった。・・・・
・・・
新築後七年もした頃から、発電所の大拡張が始まり、私の家がちょうど発電所増設に伴う周辺緑地帯地域計画にはいってしまい、当然のこととして立退きを懇願される羽目になってしまった。もともとその敷地は、住宅のみ建築を許可される住居地域であったので、思いもかけぬことであった。
立退き交渉にあたり、工場側の申し出としてこんな話がでた。
「当方としては家は取り壊して投棄処分にするのですが、吉田さんは建築のプロですから、どうでしょう、お宅の家を移転先に解体復元さえては。もちろん不要なものはこちらで処分しますから」
その言葉の裏には、立退き料の減額を考慮してほしいという意図が感じられた。しかし、自分の建てた家が取り壊されてしまうのは何とも忍びがたいと思う気持ちが私にはあった。その弱みに付け込まれたというのが実情であったろう。
・・・・ 》
( 吉田正毅(せいぎ)『棟梁が語る家造り』1993.11.10.連合出版 )
住宅しか建てられないという用途地域の土地に家を建てたのに、なぜ、火力発電所を拡張するために、住居系用途地域を工業系用途地域に変更して立退きを求められなければならないのか・・・と少々納得いかないところがありながら転居されたようですが、現実にそういうことはあるようです。一般庶民は、工業専用地域に住みたい・・と思う人はあんまりないとは思うけれども、あっても、市役所に専用住宅を建てたいので用途地域を変更してくださ~いと言ってもきいてもらえない。市街化調整区域の土地を買って家を建てたいと思って、市役所に行って市街化調整区域のここに家を建てたいので市街化調整区域から市街化区域に変更してくださ~い・・なんて言ってもきいてもらえない。当たり前やんけ、無茶苦茶言うな・・・・と思うかもしれないけれども、ところが、もっと大規模なものを建てようという計画が出てくると、一例として、↑の吉田正毅『棟梁が語る家造り』に出ている常磐共同火力発電所の拡張とかいうことになると、住居地域に住んでいた者の方に立ち退いてくださいと言い、その地域を工業系の用途地域に変更する・・・なんてことが現実におこなわれる。なんでやねん、なんで、俺が市街化調整区域に家を建てたいから市街化区域に変更してくれ言うてもきいてくれへんのにからに、火力発電所の言うことならきくんや。おかしいやないか・・・と言いたい気もしないことはないのですが・・・、それは間違いなく一理あると思うのですが、片方で、その理屈を通していくと、本当にその地域に必要なもので大規模なものを作ろうと考えても作れなくなってしまうという可能性も出てくるのです・・・が、それをたとえ用途地域を変更してでもその地域に造るべきものと考えるのか、それは横暴であると考えるのか。なかなか難しいところがあるかと思います。
又、用途地域をいったん指定しても、その後、その用途地域がその場所にふさわしいと言えない状況に変わる場合も考えられます。そういう際、いったん、用途地域を指定したからには絶対に変更してはいけないということになると、せっかく、都市計画のために考えられた用途地域が逆に都市計画を束縛してマイナスの効果を及ぼすことにもなりかねません。けれども、恣意的に変更することが許されてしまうと、「山吹色のお菓子」でも市長なり都市計画課職員なりに渡した人はその人の都合がいいように用途地域を変更してもらえて、渡さない人は変更してもらえない・・なんてことになってしまう危険もあり、難しいところではあります。

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【1】 さて、習志野市の「津田沼 ザ・タワー」が建造中の場所は商業地域になっているのですが、なぜ、ここが商業地域なのか? これまで述べてきたように、どう考えても、JR「津田沼」駅の南側については、商業地域として成り立つのはすぐ南側のモリシアビルの位置までが限度と思われます。それなのに、なぜ、そのさらに南側が商業地域になっていたのか。
「仲よし幼稚園跡地」だという土地を、「高層マンション」を建てさせるために、容積率が大きい商業地域に変更したのか??? ・・・どうかわかりませんが、もしも、そうではなかったとしても、です。 単に、民間が所有していた土地が売買されて購入したマンション屋がマンションを建てるということならば、それまで、商業地域であった場所だが住宅専用のビルを建てるのであれば住居系用途地域に変更します・・というのはやりにくい。商業地域の大きい容積率を利用して高層の住居専用ビルを建ててやろうというのは、それは用途地域の性質の悪用ですが、それでも合法であるからには市役所としては、特に建築指導課という取り締まる部署としては合法である以上はそれをとがめるというのはやりにくい・・・でしょう。
しかし、この場所は、もともと、習志野市の市有地であった土地なのです。習志野市の市有地であった土地である以上は、習志野市が用途地域をそれまでの用途地域ではなく別の用途地域に変更した方がその場所にふさわしいと考えたなら、変更するのは難しくないはずなのです。なぜ、売却する前に習志野市は住居系の用途地域に用途地域を変更しなかったのか???
「仲よし幼稚園跡地活用事業」として、「プロポーザル方式」で売却先を決定するとしたからには、もしも、購入したいという事業者が専用住宅のビルを建てようと計画していたのならば、その場所は住居系用途地域に変更した上で売却するべきではなかったのか? なぜ、市が最初から住居専用のビルを建てようとしていることがはっきりとわかっている業者に売却するのに、住居系用途地域として売却せずに商業地域として売却するのか???? おかしいと思いませんか?
「プロポーザル方式」だと’(なんだか舌かみそうな名前の「方式」と)言って、建てる内容をあらかじめ聞いた上で売却するのなら、住居専用のビルを建てようという業者に売却するのに、住居系用途地域として売却せずに商業地域として売却するというのはおかしいのではないのか!?!?!
この場所は、商業地域として、建ぺい率80%、容積率600% という習志野市で最も大きい容積率の指定になっているのですが、この「習志野 ザ・タワー」のすぐ南の土地は第一種中高層住居専用地域で建ぺい率60%、容積率200%で、「仲よし幼稚園跡地」はもっぱら住居を建てる場所、住居系用途地域としてはこのくらいでいいのではないでしょうか。西側は近隣商業地域として建ぺい率80%、容積率400%、東側の千葉工大は住居地域で建ぺい率60%、容積率200%ですが、せいぜい、このくらいまでの場所でしょう。実際、購入者の三菱地所レジデンス(株)なども、大規模商業施設を作る場所としては厳しいということでマンションを建てようと考えたわけであり、「主として商業その他の業務の利便を増進するため定める地域とする。」と都市計画法第9条9号で定められている商業地域には向かない場所ですね。なぜ、それが商業地域になっていたのかはよくわかりませんが、習志野市の市有地を住居専用ビルを建てようとしているということがはっきりしている業者に売却するのに、なぜ、第一種中高層住居専用地域くらいに変更して売却するのではなく、商業地域として売却するのか? 結論として、市役所がマンション屋の手下となって容積率が大きい商業地域の特性を悪用させようとして、商業地域として住居専用ビルを建てようという業者に売却した、ということでしょう。そう考えるしかないはずです。もし、違うのならどう違うのか、ぜひとも説明していただきたいものです。
都市計画図を見ると、どうも、このJR「津田沼」駅の周囲の用途地域と容積率の決め方が、この地域はどうあるべきかということで決められているのではなく、事業者の都合に合わせて決められているかのようで、「もう、ぐちゃぐちゃ」て感じです。こんなの、都市計画じゃありませんね。
なお、ヤフー地図で、習志野市谷津1丁目15番を見ると、その後に3、15、33の3つの数字が出てきますが、
谷津1丁目15-3・・・シティパーク津田沼、
谷津1丁目15-15・・・自転車置き場、
谷津1丁目15-33・・・河合塾
のようで、「津田沼 ザ・タワー」は完成していないので、谷津1丁目15 の後の数字は決まっていないようです。
【2】 そして、(株)オリジナルワーク 取締役 高浦英人氏の話によると、「津田沼 ザ・タワー」は、この場所の商業地域としての容積率600%ではなく、敷地の一部分を歩道や自転車置き場に提供するかわりに容積率をその場所で規定されている容積率よりも大きい容積率で建てることを認められるという「容積率緩和」の制度を利用して建てている、ということでしたが、これもおかしいのです。
この場所に限ったことではなく、敷地の一部分を歩道や公園などに提供し、その部分は所有権が移るわけではないが、歩道や公園として公共の使用に提供して誰が使ってもいい所にするかわりに、容積率をその地域で規定されている容積率よりも大きい数字の容積率で建てることを認めてもらうという制度というのはあり、実際に、高層の建物がそこにできるかわりに、公園が前にできてその地域の人たち誰もが使えるようになったとか、歩道ができてその地域の人たちにとって安全に通行できるようになった、とかいったケースはあります。
しかし、その制度を適用するには、高層のものを作られることによってマイナスの影響を受ける者と、そこに公園・歩道・自転車置き場といったものができることでプラスの影響を受ける者とが同じ者でないといけないはずです。 マイナスの影響ばかり受ける者とプラスの影響ばかり受ける者とがいるということでは、その制度の趣旨に反することになります。 「津田沼 ザ・タワー」の場合には、この場所に巨大な岩山ができても、習志野市の条例で説明しなければならないことになっている半径50mの範囲とか、実際に説明したという半径100mの範囲とかに土地建物を所有している人・建物を占有している人にとっては、モリシアビルの10階程度のものができるのか、「津田沼 ザ・タワー」のような最高高さ161.04mと耳成山・天香具山より高い山を人工的に造られるのかというのは実際問題として、居住環境としてそれほど関係はない。むしろ、そこに上方向に巨大な人工を持つ箱ができれば、半径100m以内というのはほとんどが商店かマンションですから、商店としては自分の所に利益を落としてくれる見込客がそこに大量に出現するということでプラス面が多く、さらに歩道ができて自転車置き場もできれば自分たちの所にとってプラスになりマイナスはないのです。 それに対して、マイナスの影響を受けるのはこの「津田沼 ザ・タワー」の北側の船橋市南東部の住居系用途地域に住む者です。せっかく、北が高く南が低い「南下がり」の土地を選んで購入してそこに住んだのに、南側に巨大な人工の岩山を造られたのでは、「なに・すん・ねん!」てとこです。「なに・すん・ねん!」てところ!!! 「南下がり」の土地を購入したのに、その南側に岩山を造られてしまって、「南に岩山がある土地」にされてしまえば土地の評価も下がってしまいます。南側に巨大な岩山を造られたのでは、海側を塞がれることになり、気候の条件も変わることが考えられます。 マイナスの影響を受けるのは、「津田沼 ザ・タワー」の敷地から半径100m以内に土地建物を所有・建物を占有している人ではなく、北側の船橋市南東部の住居系用途地域の住民であり、そして、船橋市南東部の住居系用途地域の住民は買い物などに津田沼地区に行く場合でもJR「津田沼」駅の北側の商業施設に行くことはあっても南側に行くことはまったくないことはないとしても、少ない。船橋市南東部の住居系用途地域の住民からすれば、「津田沼 ザ・タワー」の周囲に「敷地を提供して」歩道や自転車置き場を作ってもプラスの面は特になくマイナスばっかりであり、足元の者はプラスばっかりでマイナスはそれほどない。 これでは、「敷地の一部分を公園・歩道などに提供することで、容積率を通常のその場所の容積率よりも大きい容積率を適用して建てることを認める」という制度の趣旨に反するのは明らかです。ここでも、「津田沼 ザ・タワー」は制度の趣旨に反することをおこなっており、制度の悪用をしています。
特に、民間の所有地を業者が購入して、その制度を利用したいと言い出した場合には、市はそれを断りたいと思っても、法令に規定がなければ断りにくいという状況がありますが、この場所は、もともと、習志野市の市有地であり、どういうものを建てようと考えるかというのを事業者に計画を提出させて、それを「審査委員」が見え決定するという「プロポーザル方式」で決定していますから、その「審査」の段階で、「容積率緩和の制度」を適用したいということであれば、その適用によってプラスの影響を受ける者はプラスばっかりで、マイナスの影響を受ける者はマイナスばっかりということでは好ましくない、ということを「審査委員」がきっちりと指摘して、プラスの影響を受けるばっかりの者とマイナスの影響を受けるばっかりの者というようにならないようにするということができたはずであり、「審査委員」となっている人は「審査委員」である以上はそうしなければならなかったはずなのです。 習志野商工会議所会頭で副委員長の鈴木喜代秋さん、いったい何やってるんですか? 商工会議所会頭であれば、プラスの影響ばっかりの者とマイナスの影響を受けるばっかりの者が出るというのでは、それでは物事はおさまらない、ということくらいはわかって良さそうに思うのですが、わかりませんか???
千葉工大建築学科の教授⇒名誉教授の山本明さん、助教⇒准教授の倉斗綾子(くらかず りょうこ)さん、建築学科の教授なら、このくらいのことは理解できていなければいけないはずですが、理解できていないのですか? おのれが理解できていなくてそれで学生に教えているのですか? 山本明さん、倉斗綾子さんは、いったい、何を学生に教えているのでしょうね。
そして、「審査委員」のメンバーを見ると、習志野市役所の4人を別にして、不動産鑑定士・税理士の2名も別にすると、 「審査委員」というのはこの「津田沼 ザ・タワー」の足元の商工会議所や町会の代表者ばかり、プラスの影響を受ける側の人ばかりなのです。「八百長」ですね、これは。違いますか? 習志野市は、市が八百長やってどうするんですか???
【3】 そして、もっとおかしなことがあります。 「敷地の一部分を歩道・公園や自転車置き場など公共に提供して、誰でも使えるようにするかわりに、容積率をその地域の容積率よりも大きい容積率を適用させてもらう」という制度というのは、その地域に歩道・公園・自転車置き場といったものを設けたいと行政は考えるが、ところが場所がないという時に、その地域で建物を建て替えようという事業者があった場合に、上方向に高いものを建て、容積率も通常よりも大きい容積率を適用させてあげるかわりに、敷地の一部分を歩道・公園・自転車置き場など公共に提供してもらうということで、歩道・公園・自転車置き場をそうでなければ確保できなかった場所に設ける・・・という制度のはずです。
ところが、この「仲よし幼稚園跡地」というのは、もともと、習志野市の市有地であったわけです。歩道・公園・自転車置き場が必要ならば、何も、いったん敷地全部を売却した上で一部分を提供してもらわなくても、習志野市の市有地に歩道・公園・自転車置き場を作ればよかったはずなのです。違いますか? なぜ、いったん全部を売却した上で一部分を提供してもらう必要があるのですか? おかしいでしょ。
この制度の適用で、上方向に大きい建物はできたけれども、そのかわりに歩道・公園などができて、その場所にプラスになっているというケースはあると思います。しかし、「仲よし幼稚園跡地」の場合には、習志野市は歩道を確保したければ歩道を先に確保し、自転車置き場を作りたければ自転車置き場を習志野市の市有地に造り、残った場所を売却すればよかったのと違いますか? 歩道や自転車置き場が必要なのに、かつ、設けたい場所に市有地があるのに、歩道や自転車置き場を習志野市のその市有地に設けず、それを売却してしまって、それから「敷地の一部を提供」してもらって設けて、上方向に巨大な箱を造らせるというのは、それは進め方が本末転倒ですね。違いますか? 要するに、巨大な岩山を造らせたいから、「自転車置き場などを提供してもらった」という形式にしたかった、ということでしょうか。
【4】 もうひとつ、「敷地の一部分を歩道に提供するかわりに通常よりも大きい容積率を適用してもらう」という制度ですが、完璧かどうかはともかく、その制度によって歩道ができたり公園ができたりしてその建物の事業者以外の周囲の人にもプラスになっているというケースはあるかとは思いますが、他方において、「敷地の一部分を歩道に提供した」としても、そんなものは当たり前であって、だからなんで容積率を大きくしてやらないといけないのか・・というケースもあるように思うのです。
道路の幅というのは、その両側に建つ建物の高さ・大きさによって必要とされる幅は異なるはずなのです。もともと、2階建てくらいの建物が建つという前提で造られた道路の両側に5階建てとかの建物ができるとその道路は広さが不足して息詰まった状況になりますね。高い建物を建てようという者がその建物に必要な道路幅を確保するために敷地の一部分を提供するのは当たり前のことであって、敷地の一部分を提供したからといって「容積率緩和」なんてする必要があるのか? という疑問を感じるケースがあります。「津田沼 ザ・タワー」はそれです。
2階建て程度の戸建住宅を建てようという場合でも、全面道路は4m以上の幅がないと建てることはできないことになっており、たとえば、前面道路の道路幅が3mの場合だと、そこに家を建てたいと考えたならば、道路の中心線から2mの位置までバックして、道路の中心線から2mの範囲は自分の所有地であったとしても、道路としないといけない、所有権が移るわけではないが、所有権はそのままであったとしても、道路であってそれ以外の利用はできないということになっています。4mの幅がない道路に面して建てようとする者が道路の中心線から2m後退したからといって、だから、容積率をその地域の通常の容積率よりも大きい容積率を適用してあげます・・などという制度はありません。
それならば、それまで建っていた建物よりもずっと大きい高い建物を建てたいという事業者がその建物にふさわしい道路幅を確保するために敷地の一部分を道路として提供した・・・として、だから、なんで、「容積率緩和」なんてしなきゃならんのですか? 自分がそれだけ大きい高い建物を建てたいのであり、それだけ大きい高い建物を建てるのであればその建物に必要な道路幅は自分で提供するのが当たり前と違うのですか? ・・・そう考えると、この「容積率緩和」の制度というもの自体、これでいいのか? と疑問を感じるところがあります。
私は、「敷地の一部分を歩道・公園・自転車置き場などに提供するかわりに、残った敷地の容積率をその場所の容積率よりひとまわり大きい容積率を適用する」という制度が絶対に悪いと思っているわけではないのです。その制度がプラスになっているケースというのもあるかと思いますが、しかし、 「津田沼 ザ・タワー」などは、それだけ巨大なものを造りたいのならば道路幅もその建物に必要なだけの幅を建主が提供するのは当たり前のことであって、それを「提供」したからといって、「容積率緩和」などする理由にならないのではないか、と思えるのです。そう思いませんか?
この「津田沼 ザ・タワー」と「仲よし幼稚園跡地活用事業」は調べれば調べるほど、考えれば考えるほど、おかしなことだらけです。
習志野市役所建築指導課に、「特定建築行為計画のお知らせ」の標識の出し方について不適切なところがあるのではないかと問い合わせた時、建築指導課の山本氏が、「お名前と連絡先を教えてください」と言うので、市役所に市民が問い合わせるのに、匿名で問い合わせて悪いことはないはずですが、私は別段、匿名にしないといけないことはないと考えたし、何か悪いことをこちらが話しているわけではないので、住所と氏名・電話番号を教えたのですが、私はあくまでも習志野市建築指導課の山本氏に教えたのであって、(株)オリジナルワークに教えた覚えはありません。ところが、(株)オリジナルワークの高浦英人氏から電話がかかってきたのですが、高浦氏としては建築指導課の山本氏から連絡してくださいと言われたからかけたらしいのですが、建築指導課の山本氏としては「業者から連絡」させたというつもりだったのでしょうけれども、私は習志野市役所の建築指導課に住所・氏名・電話番号は教えたけれども、それ以外の者に教えて良いと言った覚えはなかったし、「業者から連絡」させるということなら、「業者」は三菱地所レジデンス(株)・三井不動産レジデンシャル(株)・野村不動産(株)の3者であって(株)オリジナルワーク 高浦英人氏は「業者」ではないはずであり、業者でもない者に私の住所や電話番号を私が許可したわけでもないのに教えられるというのは不愉快である。 私が「業者」に何か言うのであれば、代表の「業者」らしい三菱地所レジデンス(株)に言うでしょうし、言うのなら私が個人として言うのではなく、その地域の住民全体として言うべきだと私は考えていたし、どういうことをどのように言うか考えてから言うものだと考えていたのだが、一方的に、業者でもない相手に私の氏名と電話番号を教えられてしまった。そのあたりの習志野市役所の対応についても疑問を感じます。そのあたりの対応についても、習志野市役所の都市計画課とともに建築指導課もまた、「津田沼 ザ・タワー」の事業者および(株)オリジナルワークの「仲間」かもしくは市役所の方が「部下」か「下請け業者」みたいな態度をとっており、そういう態度・対応が市役所としていいいのか? と疑問を感じない市役所職員の姿勢はどうかと思います。 習志野市長は宮本泰介さんという人で、「自公・連合千葉推薦」で当選して3期目らしく、市長としてはけっこう若いようだが、こういうことを、考えないでしょうかね・・・。
※ 習志野市長「市政開設」https://www.city.narashino.lg.jp/joho/mayor/index.html
《ウィキペディアー宮本泰介》https://ja.wikipedia.org/wiki/宮本泰介
「それぞれのゼネコンが別のヤクザと結びついている」とか「生コン業界はヤクザとの癒着が多い」とかいう話をどこかで読みました。もしかして、こういう巨大な岩山を造りたがるというのは、行政がヤクザから脅されているとか何かそういうことでもあるのか・・・なんて、ふと思いそうですよね・・。 しかし、それもおかしいのです。なぜなら、もしも、こういう巨大な人工の岩山の工事を3分の1の高さのものにしたなら3分の1しか利益が出ないとしたならば、それなら3棟建てればいいわけです。4分の1にしたら利益が4分の1しか出ないということなら、4棟建てればいいことですよね。 ですから、「それぞれのゼネコンが別のヤクザと結びついている」とか「生コン業界はヤクザとの癒着が多い」とかいう話とは、これは別の問題ではないでしょうか。
むしろ、建売住宅の分譲を見ると、なんで、こんなブサイクな建物しかできないのだろうかとか、こんなに細かく分けないといけないものか、細かくしないと売れないということなのだろうか・・・とか思ったりしたことがあったのですが、私は請負の戸建住宅建築業の会社に勤めてきたので、そんなことを考えたのですが、その後、「建築もやっているが売買の不動産が中心」の会社に勤めて、その会社の建売住宅を見てわかりました。 そうではないのです。「やっている人間がアホだから」です。「やっている人間の精神面が貧困だから」なのです。 建売住宅というのは請負で建てるものに比べて建築費をそれほどかけられないということはありますが、だから、ブサイクなものしかできないのではなく、やっている人間が精神的に貧困だからです。 細かく分けないと気がすまないみたいな分け方をした分譲地とか建売住宅とかが多いけれども、それもまた、細かく分けた方が売れやすい売りやすいからではなく、細かく分けないとおれないような強迫観念を持っている人がやっているからです。 なんで、こんな背の高い巨大なものをその場所に造りたがるのか・・・というのも、「それぞれのゼネコンが別のヤクザと結びついている」とか「生コン業界はヤクザとの癒着が多い」とかいうそういうことがあるのかないのかよりも、そうではなく、何かこういう巨大な岩山を造りたがるという精神的に貧困な人というのがいる、というそちらではないでしょうか。 ブルーノ=タウト『建築に関する省察』(ブルーノ=タウト『建築とは何か』 鹿島出版会SD選書 所収)でも読ませてやりたいようにも思うのですが、そういう人というのは読まないかもしれませんね・・・。
(2020.1.13.)
☆ 習志野市「津田沼 ザ・タワー」(工事中)の横暴!!!
[第455回]《戸建住民の居住環境悪化を招く 都心でもない場所での高層マンション建築に受忍義務があるのか? 》https://philoarchi2212.seesaa.net/article/201905article_3.html
[第463回] 高層マンション「津田沼ザ・タワー」による居住環境破壊。商業地域に住居マンションは不当。勝手に自然改変https://philoarchi2212.seesaa.net/article/201906article_8.html
[第464回]「津田沼ザ・タワー」は下品で野蛮。事業者・設計者・開発行為事業者でない者になぜ問合せさせようとする? https://philoarchi2212.seesaa.net/article/201906article_9.html
[第465回] 商業地域の容積率を悪用する「津田沼 ザ・タワー」。及、都市計画しない習志野市都市計画課 https://philoarchi2212.seesaa.net/article/201906article_10.html
[第466回]「津田沼 ザ・タワー」の確認票他+死人が出る可能性がある三菱地所レジデンスと(株)フジタの工事現場
「津田沼 ザ・タワー」の確認票他+死人が出る可能性がある三菱地所レジデンスと(株)フジタの工事現場https://philoarchi2212.seesaa.net/article/201906article_11.html
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[第468回]「津田沼ザ・タワー」事業者名票枠外に別の問合先記載は不適。地下鉄をありがたがる人と高層マンションをありがたがる人https://philoarchi2212.seesaa.net/article/201907article_3.html
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[第471回]船橋市各所から見た「津田沼 ザ・唯我独尊タワー」船橋市各所から南方に岩山として眺望を妨げ、同類が建てば通風も妨げると思われる「津田沼 ザ・タワー」。なにゆえ、市民はこのような遮蔽物を人工的に造られねばならぬのか!?! https://philoarchi2212.seesaa.net/article/201908article_1.html
[第474回] 権威主義 千葉工大教授 山本明氏の欺瞞+習志野市「仲よし幼稚園跡地事業」計画の無能。専用住宅業者に売却する土地を習志野市は商業地域として売って良いのか? 准教授 倉斗綾子氏の無能。「津田沼 ザ・タワー」は夜、光る外壁にする必要は何かあるのか?―「津田沼 ザ・タワー」について。https://philoarchi2212.seesaa.net/article/201911article_1.html
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[第485回]「津田沼ザ・タワー」”最高のロケーション”と称賛する「投資家カズのトレード日記」は精神病理学上の問題ではないかとすら思える。邑楽タワーの失敗と「津田沼ザ・タワー」の居直り。https://philoarchi2212.seesaa.net/article/202001article_10.html
[第486回]「津田沼ザ・タワー」に反対はあっても賛成はありえない2つの理由。60年安保闘争には2種類の反対があった、て知ってますか。「大学教授」であっても「知識人」ではない千葉工大の大学教授。https://philoarchi2212.seesaa.net/article/202001article_11.html
[第487回] 地下鉄と「高層マンション」は文明ではない。モンパルナスタワー・ナポリ副都心に該当する配慮は見られない「津田沼ザ・タワー」。「津田沼ザ・タワー」は建築学科課題としては落第点である。https://philoarchi2212.seesaa.net/article/202002article_1.html
[第488回] 「津田沼ザ・タワー」はパチンコ屋みたいに、夜、光りだしたが、パチンコ屋より傲慢。屋上のペントハウスを光らせて、マンション屋と「購入者」は何か得するのか? https://philoarchi2212.seesaa.net/article/202002article_2.html
[第491回] 遠藤周作『花鳥風月を友として』で考える「津田沼ザ・タワー」。船橋市・習志野市での「田園まさに荒れなんとす」https://philoarchi2212.seesaa.net/article/202004article_4.html
[第497回] 都心の区がビルの新築に際し住居スペース確保を求めるごとく、郊外の駅前では商業施設の割合を確保させる規定を設けるべきである。都心に向く建物と郊外に向く建物は違う、ということくらい建築学科教授ならわかりそうなものだが。「1年の契約社員」の募集を「正社員」募集と言う会社はいかがなものか。https://philoarchi2212.seesaa.net/article/202005article_5.html
[第498回] 雲の中のトドラが棲息する場所のマンション、バルタン星人の3倍の高さのマンションなんて、人間にとって非本来的だと思いませんか?ー『ウルトラQ』『ウルトラマン』で考える「津田沼ザ・タワー」の貧困なる精神。https://philoarchi2212.seesaa.net/article/202005article_6.html
[第504回] 外観・内観・機能のいずれも目的にない「津田沼・ザ・タワー」。「外」重視のシドニーオペラハウス、「巨大な彫刻」東京カテドラル聖マリア大聖堂などと比較して考える。今こそ失ってはならない日本人の美徳と日本の美。https://philoarchi2212.seesaa.net/article/202007article_1.html
[第505回] 雲より高いマンション、雨雲の中のマンション、雲霧に埋没するマンションは、建築として住居として本来的ではないだろう。「津田沼ザ・タワー」は非人間的・・で家相も良くない・・だろう。https://philoarchi2212.seesaa.net/article/202007article_2.html
[第521回] せっかくの郊外で、なぜ星や月を見ずに、人工の照明を見せられなければならないのか? 「津田沼ザ・タワー」屋上の人工照明を喜ぶ人はその貧困なる精神を反省すべきです。及、星・星座というのはプラネタリウムで見るのではなく、夜、空を見上げてみるものだ、と知ってますか? https://philoarchi2212.seesaa.net/article/202011article_2.html
[第533回]「しぶんぎ座流星群」はよく見えなかった。明るすぎるマンションの照明。「ジャコビニ流星群」時と違って照明を消そうという動きのなくなった世相と風物をめでようという心の喪失。都心部のマンションと郊外のマンションの違いも理解できない「三流一級建築士」。https://philoarchi2212.seesaa.net/article/202101article_2.html
[第546回]法律相談で「わからないですね」で相談料を盗る東京第二弁護士会と弁護士 鎌倉一樹氏(三宅坂法律事務所)~「津田沼ザ・タワー」と非弁行為に関して https://philoarchi2212.seesaa.net/article/202108article_1.html
「慎腹風呂愚」
[第759回]《高山の町並にて。「和風のドーマー」は違和感なく存在。高山警察署は新社屋にて営業中。重要伝統的建造物群保存地区の周囲に「市街地景観保存区域」を設定する高山市の姿勢を評価する。用途地域の趣旨を踏みにじる千葉県習志野市の態度は不適切。千葉工大名誉教授山本明氏の権威主義を笑う。—高山の町並みにて(1)》https://shinkahousinght.at.webry.info/202003/article_10.html?1584263851
☆他に、高層ビル・高層マンションの問題について
☆ 「船橋プラウドタワー」(千葉県船橋市)について・・・
「慎腹風呂愚」
[第5回]2月 といえば、確定申告!・・・・船橋税務署 駅から遠すぎるよお・・・・https://shinkahousinght.at.webry.info/201102/article_2.html
[第803回]地下鉄「新大阪」駅の変化と「千里中央」駅付近の変化ーセンスの良い新大阪駅の休憩室。千里丘陵になぜニュータウン計画を否定する高層ビルを作るか。及、プラウドタワー船橋 により谷底化される船橋駅北口 と ザ・千里タワーにより谷底化される千里中央駅・セルシー付近。https://shinkahousinght.at.webry.info/202010/article_11.html
☆ 「千里タワー」(大阪府豊中市)について・・・
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[第803回]地下鉄「新大阪」駅の変化と「千里中央」駅付近の変化ーセンスの良い新大阪駅の休憩室。千里丘陵になぜニュータウン計画を否定する高層ビルを作るか。及、プラウドタワー船橋 により谷底化される船橋駅北口 と ザ・千里タワーにより谷底化される千里中央駅・セルシー付近。https://shinkahousinght.at.webry.info/202010/article_11.html
☆ 「ロジュマン千里中央」(大阪府豊中市)について・・・
「慎腹風呂愚」
[第456回]上新田天神社(大阪府豊中市)参拝4 神社を背後から見下ろす下品な高層マンション 他https://shinkahousinght.at.webry.info/201701/article_18.html
☆ 「コスモフレスタ箕面」(大阪府箕面市)について・・・
「哲建ルンバ」
[第197回]日本キリスト改革派神港教会・カトリック六甲教会・神戸松蔭女子学院 と 安藤忠雄「六甲の集合住宅」
https://philoarchi2212.seesaa.net/article/201312article_1.html
☆ 「ジオミューズレジス」「ジオタワーミューズフロント」「ジオタワーミューズガーデン」(大阪府高槻市)について・・・
「慎腹風呂愚」
[第634回]上宮天満宮参拝【6/10】天満宮を見下ろす 地域の「気の流れ」を乱す 家相が悪い 高層マンションhttps://shinkahousinght.at.webry.info/201811/article_7.html
[第638回]上宮天満宮参拝【10/10】北山本山寺の石碑、景観重点地区、女性客の多い店でも入るのが商学士の使命https://shinkahousinght.at.webry.info/201811/article_11.html
で述べました。

棟梁が語る家造り―損な買物をしないために

宅地建物取引の知識〈平成28年版〉

建築とは何か (SD選書 95)
船橋市南東部の住居系用途地域の南側を塞ぐ巨大な人工の岩山として、船橋市と習志野市の境目付近の習志野市に建造中の「津田沼 ザ・タワー」と称する岩山の計画には不可解なところが多い。

( ↑ 「津田沼 ザ・タワー」 2020年1月上旬、早朝の写真。)
( ↑ 「津田沼 ザ・タワー」 習志野市谷津1丁目15。)
JR「津田沼」駅の北側は比較的古くから、そのさらに北の住宅地の住民に利用される商業地であったが、駅の南側は1990年代前半、私が船橋市に居住した頃には総合住宅展示場でも面積が広い方の総合住宅展示場があって、快速の停まる駅のすぐそばにこんな総合住宅展示場があるのか・・と思ったものでしたが、駅のすぐそばに総合住宅展示場が作られていたように、JR「津田沼」駅の北側は商業施設が成り立つ場所であったけれども、南側は商業施設の立地としては条件があまり良くない場所であったのです。南側に海があって、北が高く南が低い立地の場所においては、駅の北側は発展していくのに対し、南側は、JR「船橋」駅のように既存の市街地の北側に駅を作った場合は、既存の市街地が存続しながら北側が新興の商業地として両側が発展するということもあるけれども、そうでない場合、JR「津田沼」駅の南側などのような場合には南側は少々厳しい、というところがあったのではないかと思います。JR「津田沼」駅のすぐ南に10階建てのモリシアビルというのがあり、今はイオンが入り、その他の小規模の商店やパソコンスクールのアビバとか入っていますが、かつては、イオンではなくダイエー津田沼店が入っていました。ダイエー津田沼店ができた頃、JR「津田沼」駅の周囲では、駅の北側には、パルコがあってパルコの中には西友がはいっていて、北側の東より、新京成電鉄「新津田沼」駅の南にイトーヨーカドーがありました。比較的最近、新京成電鉄「新津田沼」駅の北側にイオンモール津田沼(イオン津田沼店)ができ、JR「津田沼」駅と新京成電鉄「新津田沼」駅の間の位置ならともかく、新京成電鉄「津田沼」駅の北側に大規模なものを作ってどうなのだろうか・・と思ったのですが、そのあたりも考慮したのか、大規模な駐車場を併設したものが造られ、実際問題として、通勤においてはJR「津田沼」駅は利用しても新京成電鉄「新津田沼」駅は利用しないという人でも、この2駅より北側に住んでいる人からすれば、イオンモール津田沼のような店に買い物に行く場合には、普段、通勤で利用している駅でない方の駅に近い場所でも問題はないわけで、新京成電鉄「新津田沼」駅をはさんで両側にイオンとイトーヨーカドーがあって改札口のある階を通ってこの2店を地べたに降りなくても行き来することができることで、利用者の便をはかり、けっこう来店は多いようです。それに対し、駅の南側にできたダイエーの場合、こういう立地の場所においては、駅の北側は少々距離が離れた場所でも成り立っても南側は厳しいところがあり、そこに大規模な店を出した・・という見通しの甘さなどに一時は隆盛を誇ったダイエーがつぶれる要因のひとつがあったのではないかとも思えます。
これまで、船橋市の南東部に住んできたものの、船橋市と習志野市のどこが境目かなどそれほど気にしないで生活してきたのですが、今回、船橋市域と習志野市域を意識してクルマで移動し歩いてみますと、船橋市域と習志野市域とではその境目を超えることで雰囲気に大きな違いがあります。ウィキペディアによると、船橋市は人口約63.5万人の中核市で、それに対し、習志野市は人口約17万人の市です。人工で見て船橋市の方が多いというのは面積が船橋市の方が習志野市より広いからということもありますが、それだけではなく、実際に、両方の市をクルマで走り、歩きしてみますと、習志野市は船橋市に比べると、「いなかくさい」「じじむさい」ところが現実にあります。
※ 《ウィキペディアー船橋市》https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%B9%E6%A9%8B%E5%B8%82
《ウィキペディアー習志野市》https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BF%92%E5%BF%97%E9%87%8E%E5%B8%82
「いなか」が悪いということはないのですが、福沢諭吉が「『いなかもの』という言葉には2通りの意味がある。田舎の生まれとか田舎の住人とか田舎出身とかいう意味の『いなかもの』というのは別に悪いことはない。しかし、『精神面がイナカモノ』というのはこれは良くない」と語ったというのですが、どうも、意識して船橋市と習志野市を歩き比べてみると、習志野市は船橋市に比べて全体的に「いなかもの」なのです。 習志野市の中心駅というと、京成「津田沼」駅とJR「津田沼」駅があって、京成「津田沼」駅は習志野市にあり、JR「津田沼」駅は船橋市と習志野市の境目にあります。周囲を歩いてみると栄えているのはJR「津田沼」駅の方で、昔から、京成電鉄というのは大手14社(東京の7大私鉄・関西の5大私鉄と名古屋の名鉄・九州の西鉄)の1つとはいえ、東京の7大私鉄でも他の6社と比べて「なんかぱっとしない」と言われてきたのですが、どうも、相変わらず「ぱっとしない」ところがあって、国鉄がJRに変わるまで、私鉄の方が「企業努力」をしている場合が多かったのに、千葉方面についてはむしろ国鉄⇒JRの駅の周囲の方がまだしも「私鉄型」のような傾向がありました・・が、JR「津田沼」駅と京成「津田沼」駅の界隈の雰囲気の違いというのは、そのあたり、JRの駅と京成の駅の違いにあるのかと私は最初思っていたのですが、そうでもないのかもしれない、そういう面もあるかもしれないが、むしろ、船橋市と習志野市の違い、JR「津田沼」駅の南側はほとんど習志野市ですが、JR「津田沼」駅の北側は西半分が船橋市で東半分が習志野市で、北側の習志野市域にある店舗もその顧客は多くがその北側の船橋市域からの客であり、そうであるから、船橋市域にある北側の店と習志野市域にあるけれども対象顧客は船橋市域の店である北側の東よりの店とが栄えていたのであって、南側は立地として「南下がり」で南側に行くと海に突き当たるという立地の駅では北側に比べて厳しいという理由だけではなく、南側はほとんどが習志野市であったから、ということが理由としてあったのではないかと思われます。市役所に行ってみても、船橋市役所と習志野市役所とでは、習志野市役所の方が「いなかの役所」みたいな雰囲気が現実にあります。
「東京の東側の市では一番の市」である中核市の役所と「いなかの役所」みたいな雰囲気の違いが現実にあります。1970年代前半、私は大阪府箕面市に住んでいたのですが、箕面市会議員の選挙の時、我が家はT字路の角にありましたので、我が家の前で演説する候補者があったのですが、その頃はまだ20代だった日本共産党の村上弘充(ひろみつ)さんが、「この4年間で、市議会で市長に質問した回数は・・」と話していたことがありましたが、4年間で市長に質問した回数は日本共産党の議員が3分の2以上で、村上弘充さんひとりで全議員の質問の半分近くをしたというのです。それに対して、「元議長の保守系無所属のある議員、この人、過去4年間に市議会で発言したことというと、たったの1回。何を言ったかというと、共産党の議員が市長に質問をしている最中に、『あとから来たもんが、ろくに税金も払わんと、あれやれこれやれ贅沢ぬかすな。あほんだら』と、こうヤジを飛ばした。これ、議事録に記載されているんです。この一言だけですよ、4年間でこの人が市議会で発言したのは。せっかく、市会議員に選んでもらっておきながら、その一言しか発言していない」と。なるほど、たしかに、「あとから来たもんが、あれやれこれやれと贅沢ぬかすな。あほんだら」しか言えないような人よりも、こうやってきっちりと発言し演説もできる人の方が議員になるべきではないか・・という感じはしました・・が、さらにしばらくして、あんた、北野高校を卒業して国立大学に行ったというようなそんな人が箕面市なんていなかの市で、市会議員といっても実際問題として「そのへんの高卒のおっさん」「『保守系』っつったって『革新』でないから『保守』てだけの単なるいなかのおっさん」相手に論戦やってないで、さっさと国会議員になって自民党でも東大かそこらの大学出てきたような人を相手に論戦やった方がいいよ、なんで、あんた、田舎の市会議員なんてやってんの・・・て思うようになりました・・・が、箕面市も最近は少々変わったように思いますが、習志野市の市役所に行ってみて、習志野市というのは、言ってみれば、その頃の箕面市みたいなもん。もしかすると、その頃の箕面市より下。それに対して、船橋市は、なんだかんだいっても、中核市で、東京の東側では、県庁所在地の千葉市は政令都市になったとはいってもいっぱい合併して人口が増えたという連邦制みたいな市であって、大阪府のJR阪和線・南海本線は大阪市から和歌山市まで走っているけれども、和歌山市は和歌山県の県庁所在地だから大阪市の南隣の堺市よりも都会かというとそんなことはないのと同様、船橋市の方が東京に近い「中核市」であり、「いなかの市」の雰囲気のある習志野市とは異なり、隣接していても市の境界を超えるとそれだけで街の雰囲気も変わりますし、市役所の雰囲気も違います。かつて、太田房江とかいうおばさんが大阪府知事になった際、この人は過去にも他の地方の知事にでないかと打診されたことがあって、そんな田舎の知事なんて嫌だと断ったことがあった人だったが、大阪府知事ならなってもいいと承諾して知事選にでたとどこかに書いてありましたが、習志野市と船橋市の違いは、その太田房江さんが断った「田舎の県」と承諾した大阪府くらいの違いがあるように思えます。市職員に応募する人の層も違うかもしれませんね。
そして、JR「津田沼」駅と京成「津田沼」駅では、京成の「津田沼」駅の方が京成本線・京成千葉線・新京成電鉄の3線が交わる駅で、JR「津田沼」駅は総武線だけの駅で少々離れた場所に新京成電鉄「新津田沼」駅があるというものですが、JR「津田沼」駅の周囲の方が開けているというのは、JRの駅か京成の駅かということもあるかもしれませんが、それよりも、北側は船橋市の駅か全域が習志野市の駅かという問題もあるように思えます。 JR「津田沼」駅の北側はJR「津田沼」駅の影響圏ですが、南側は必ずしもそうではない。南側は京成「津田沼」駅や京成「谷津(やつ)」駅の影響圏・・みたいな性質がある。そういう地域だったのです。そういう地域には、ダイエーの大規模な店舗はかなり厳しかったでしょう。ダイエーがつぶれた要因のひとつにそのあたりの見通しの悪さがあると私は思っています。
今回の「津田沼 ザ・タワー」の計画においても、習志野市役所のやることは、実際問題として「じじむさい」。 「じじむさい」というのは大阪弁だと思いますが、東京の言葉でこれにぴったりあてはまる言葉が思い浮かばないので、「じじむさい」と表現します。「じじむさい」んですよ、習志野市役所の発想は・・・。
それから、「仲よし幼稚園跡地活用事業」の「審査委員会委員」は、習志野商工会議所会頭が副委員長で他に委員に習志野市商店会連合会長と商店会関係が2名、その他の委員は谷津・谷津西部・津田沼・津田沼北部の町会長、これらこの岩山の足元の商店が多い地区の町会が4名。それに不動産鑑定士と税理士の2名。習志野市役所が4名。千葉工大が権威づけのための神輿の委員長としての建築学科名誉教授の山本明さんと委員の准教授倉斗綾子さんの2名。もしかすると、倉斗さんは「女性を1名くらい入れておいた方が委員の名前を並べた時に見た目がいい」という発想もあってそこに入ったかもしれませんね。なんで、この付近、相当広い範囲に影響を及ぼすものをこの15人で「選定」してしまうのか。本来ならもっと広い範囲で住民に意見をきいて進めるべきものを、巾着切りみたいにこそっとこの15人で決めて「やったもん勝ち」みたいに進めてしまうのか・・という問題がありますが・・・。
それとともに、落ち着いて考えてみると、この「審査委員」について2つ、疑問があります。
【1】 習志野市には建築学科のある大学というのは、千葉工大だけではなく、日本大学生産工学部というのもあったはずで、日大というのは、福島県郡山市にある工学部と船橋市東部にある理工学部と習志野市にある生産工学部と3つに建築学科があるという大学で、「日大日大言うけれども、私立大学の中では建築学科は歴史があるんやぞ」と「日大でたおっさん」(「ポン大のおっさん」)が言う大学なのですが、日本の建築学科では私立大学では早稲田大の次に歴史があるという建築学科は郡山の工学部の建築学科なのか船橋市の理工学部の建築学科なのか習志野市の生産工学部の建築学科なのかよくわかりませんが、世間一般には「日大日大言うけど、建築学科は歴史があるんやぞ」の日大の建築学科の方が千葉工大の建築学科よりは評価が高いのではないかと思うのですが、もしも、建築学科教員に2人、「審査委員」に入ってもらおうということなら、習志野市に千葉工大と日大生産工学部と建築学科のある大学が2つあるのなら、公平な「審査」を目指すのなら、それぞれから1名ずつでも良さそうなものではないかと思われるのですが、なぜか、千葉工大から2名なのですよね・・・。変だと思いませんか? ここで気づくべきは、はたして、山本明氏・倉斗綾子(くらかず りょうこ)氏の2名というのは、「建築学科の学者」としてということで「審査委員」に加入していたのか、それとも、習志野市のJR「津田沼」駅の南側に利害関係のある者として参加していたのか?・・という問題です。この2名が建築学科の教員であったことから、「建築学科の学者」という立場で・・かと勘違いしそうですし、私も最初はそう思ったのでしたが、そうではないのではないか。一見、「建築学科の学者」として参加していたかのように見せて、実際にはJR「津田沼」駅の南側に利害関係のある千葉工大の関係者として参加していたのではないのか。さらにうがって考えると、千葉工大にも、「津田沼 ザ・タワー」ほどではないがけっこう高い建物が2棟、建っており、それ自体、その場所には高すぎる建物であり、それを正当化するために、それ以上に高いものを付近に建てさせようという意図もあって参加したのか?・・・といったことも考えられてきます。
【2】 そして、もうひとつの疑問。大学の教員が「審査委員」に加わるのであれば、なぜ、建築学科の教員2名なのか? ・・そう思いませんか? 皆さん、ご存じかどうかわかりませんが、茨城県つくば市のつくばエクスプレス「つくば」駅の前に「つくばセンタービル」なんてのが建っています。二級建築士のテキストにも名前が登場する「世界の磯崎新」なるお方が設計なさった「ポストモダンの集大成」とかいう仰々しい建物です・・・が、行ってみますと、中庭はごつごつした岩だらけで、オブジェのミネルバのなんとかは鉄線が子供の眼くらいの高さに突き出て危ないことこの上なし、中央部に溝があってそこで集会なんてやったらつまづいて危険。「納骨堂みたい」なデザインのノバホールて音楽ホールて、誰が使うの?(だいたい、イタリア語の「ノバ」、英語だと「ニュー(new)」と英語の「ホール」をくっつけた名前というのもイナカモンくさい!て感じがする。イタリア語ならイタリア語、英語なら英語で全部、表現すれば良さそうだが、全部英語にすると「ニューホール」でしかないから「ノバホール」にしたのでしょう)それより何より、「つくばセンタービル」の向かいの「普通の人」が設計した「普通のビル」の商業施設には人がいっぱい入っているのに、「世界の磯崎新」設計の「ポストモダンの集大成」なる「つくばセンタービル」の商店街は、駅の目の前のビルにもかかわらず、シャッター締めの空きが多く、閑古鳥が鳴いている・・・。何年か前に見に行った時、そうでしたが、今はどうなったか、たぶん、たいして変わらんのではないか・・・。 そのあたりを見ても、そういった街の計画というのは、理工学部的発想とか芸術学部的発想でやるものではなく、商学部的発想・経営学部的発想でやるものだと思うのです。「建築家」とか言えばひとは「言うことをきく」みたいに思ってるおっさんが、「芸術家」になったつもりで「ポストモダンの集大成」とかやられてもねえ・・・、結果として「駅前の巨大ながらくた」になるということと違うのか・・て感じがしますね。
※ つくばセンタービルについて、
[第7回]《『C級サラリーマン講座』に学ぶ建築~東京都庁舎・つくばセンタービルへの疑問 〔引っ越し掲載〕》https://philoarchi2212.seesaa.net/article/201101article_9.html
[第21回]《『がきデカ』に学ぶリフォームの勧め~つくばセンタービル 再登場 〔引越掲載〕》https://philoarchi2212.seesaa.net/article/201101article_23.html
[第311回]《国立西洋美術館 常設展とル・コルビュジェの芸術空間展【6/6】西美にルーツが?と思える前川國男の建築》https://philoarchi2212.seesaa.net/article/201708article_6.html
慎腹風呂愚[第372回]《紅葉の大谷本廟(西大谷)参拝。大谷本廟の庭がこんなにきれいとは。及、ノバホールと無量寿堂はそっくり》https://shinkahousinght.at.webry.info/201512/article_1.html
それで・・、「仲よし幼稚園跡地活用事業」の「審査委員会委員」に大学の教員が2名入っていて、教授⇒名誉教授、助教⇒准教授の2名のうち、委員長に教授⇒名誉教授の方の山本明氏がなっているのですが、「もしも、大学の建築学科の教員を2名、参加してもらうのであれば、習志野市にある建築学科のある大学は、千葉工大だけでなく日大生産工学部もあるのに、なぜ、千葉工大から2名なのか」という疑問点もありますが、それ以上に、「もしも、大学の教員に2名以上、参加してもらうのならば、建築学科の教員だけでなく、商学部・経営学部系の教員にも参加してもらうようにするべきなのに、なぜ、商学部・経営学部系の教員の参加はなく、建築学科から2名なのか」という疑問点もあるはずなのです。街づくりというものは、「理工学部的発想」とか「芸術学部的発想」でやるものではなく、「商学部的発想」でやるものだと私は思いますし、普通はそう考えませんか? それを、千葉工大の建築学科の教員2名は入れても、商学部・経営学部・経済学部系の教員の参加はないというのは、もしかして、ある程度、「独立自尊の精神」のある商学部・経営学部系の教員に参加させた結果、習志野市商工会議所とかの「いなかのおっさん」が考えた「いなかもんの発想」に異議を唱えられては困ると考えた、ということか。 商学部・経営学部系の教員にもいろいろな人がいるでしょうけれども、私は大学の教員ではないけれども、「商学士」として、もしも、「審査委員」に参加していたならば、これではいくらなんでもまずいだろう、そうではなく・・・のようにしてはどうだろうか・・といった意見を言いますね。自分自身の意見を言わない言えないようでは、委員の意味がないし、ましてや、大学教員として参加した意味がないことになります。逆に、自分自身の意見なんて言うつもりもないし言う能力もなく言う姿勢もないが、大学教員として「委員」に参加してお飾り・神輿として権威づける役割を果たしたいという「権威主義」の「スノッブ」として参加しようという人もいるかもしれませんが、その大学教員というのは「その程度の人」ということでしょう。そういう「その程度の人」を2人入れたのか? どうも、お飾りとなり・神輿となって権威づける権威主義の教授として千葉工大建築学科教授山本明氏に「委員長」になってもらい、1人ではない方がいいと考えて、あと1人、千葉工大建築学科の教員で山本明氏より下の役職の人で、この際、できたら女性が1人入った方が「委員」として名前が並んだ時の見た目がいいという発想で倉斗綾子氏を入れた・・・てことか?・・・。なんか、そんな感じに見えませんか?
商学部・経営学部系の教員で、ある程度、「独立自尊の精神」を持って自分自身の意見を述べる姿勢がある人に「委員」に参加してもらった結果、三菱地所レジデンス(株)や東京建物(株)といったマンション屋に高層の岩山を建てさせようと考えた習志野市商工会議所などの「いなかのおっさん」の発想に異議を唱えられたり別意見を主張されたりしたくないと考えて、それで、神輿としてかつぐことをもっぱらの目的とした「建築学科教授」を「委員長」にして、商学部・経営学部系の教員には参加させなかった・・・てことか? 「ゲスの勘繰り」だろうとか言い出す人もいるかもしれませんが、それなら、どう違うのか説明いただきたいですね。そうではないとたとえ言われても、そんな感じに現実になっているではありませんか。違いますか?
この「津田沼 ザ・タワー」が建造中の場所というのは、用途地域は商業地域に指定されていた場所なのですが、都市計画図を見ると、なぜか、不自然に商業地域が南に突き出た場所だったのです。↓

↑ 見ていただくとわかると思いますが、不自然に南に商業地域が突き出ていますでしょ。
この稿の最初に述べましたが、JR「津田沼」駅というのは北側は、北側に南西から北東にかけて成田街道が通っているということもあり、駅からある程度の距離の所まで商業地として成り立つ可能性がある場所ですが、南側は、大規模商業施設が成り立つかどうかというと、駅のすぐ南のモリシアビルの場所でぎりぎりどうか・・というくらいの場所だったのです。ですから、そのさらに南の「仲よし幼稚園跡地」は商業地域に指定されているけれども、周囲の用途地域の状況から考えても、第一種住居地域か第二種住居地域くらいでいい場所ではなかったかと思います。
用途地域の指定ですが、用途地域というものは指定された用途地域の条件に合わせて建物を建てるべきものなんか、それとも、建てたいと思う建物に合わせて用途地域を指定・変更するべきものなのか・・という問題もあります。
たとえば、吉田正毅(せいぎ)『棟梁が語る家造り』(1993.11.10.連合出版)には、福島県いわき市の大工棟梁の吉田正毅さんが自宅をいわき市の植田のあたりの海に近い場所に自分自身の手で自宅を建てて住んだところ、築七年の時に、立ち退きを迫られていわき市渡辺町に移築した時の話が書かれている。
《 私が自分の家を建てたのは、昭和50年(1975年)のことであった。いわき市の海岸沿いの、潮の匂いが満ちているようなところで、ちょうど常磐共同火力発電所の裏門の近くにあたる。その時点で、私も家族の誰も、まさか十年後にこの家を移転することになるとは想像もしなかった。
住宅金融公庫をつかったので、市役所の建築指導課の現場審査があった折、「さすがに、頑丈に出来ていますね」と言われたことを覚えているが、わが持家だから特に念入りに手を掛けて施工したわけではない。いつもの施工方法に変わりはなかった。と同時に、紺屋の白袴となるようなことはないようにと心掛けたことは確かであった。・・・・
・・・
新築後七年もした頃から、発電所の大拡張が始まり、私の家がちょうど発電所増設に伴う周辺緑地帯地域計画にはいってしまい、当然のこととして立退きを懇願される羽目になってしまった。もともとその敷地は、住宅のみ建築を許可される住居地域であったので、思いもかけぬことであった。
立退き交渉にあたり、工場側の申し出としてこんな話がでた。
「当方としては家は取り壊して投棄処分にするのですが、吉田さんは建築のプロですから、どうでしょう、お宅の家を移転先に解体復元さえては。もちろん不要なものはこちらで処分しますから」
その言葉の裏には、立退き料の減額を考慮してほしいという意図が感じられた。しかし、自分の建てた家が取り壊されてしまうのは何とも忍びがたいと思う気持ちが私にはあった。その弱みに付け込まれたというのが実情であったろう。
・・・・ 》
( 吉田正毅(せいぎ)『棟梁が語る家造り』1993.11.10.連合出版 )
住宅しか建てられないという用途地域の土地に家を建てたのに、なぜ、火力発電所を拡張するために、住居系用途地域を工業系用途地域に変更して立退きを求められなければならないのか・・・と少々納得いかないところがありながら転居されたようですが、現実にそういうことはあるようです。一般庶民は、工業専用地域に住みたい・・と思う人はあんまりないとは思うけれども、あっても、市役所に専用住宅を建てたいので用途地域を変更してくださ~いと言ってもきいてもらえない。市街化調整区域の土地を買って家を建てたいと思って、市役所に行って市街化調整区域のここに家を建てたいので市街化調整区域から市街化区域に変更してくださ~い・・なんて言ってもきいてもらえない。当たり前やんけ、無茶苦茶言うな・・・・と思うかもしれないけれども、ところが、もっと大規模なものを建てようという計画が出てくると、一例として、↑の吉田正毅『棟梁が語る家造り』に出ている常磐共同火力発電所の拡張とかいうことになると、住居地域に住んでいた者の方に立ち退いてくださいと言い、その地域を工業系の用途地域に変更する・・・なんてことが現実におこなわれる。なんでやねん、なんで、俺が市街化調整区域に家を建てたいから市街化区域に変更してくれ言うてもきいてくれへんのにからに、火力発電所の言うことならきくんや。おかしいやないか・・・と言いたい気もしないことはないのですが・・・、それは間違いなく一理あると思うのですが、片方で、その理屈を通していくと、本当にその地域に必要なもので大規模なものを作ろうと考えても作れなくなってしまうという可能性も出てくるのです・・・が、それをたとえ用途地域を変更してでもその地域に造るべきものと考えるのか、それは横暴であると考えるのか。なかなか難しいところがあるかと思います。
又、用途地域をいったん指定しても、その後、その用途地域がその場所にふさわしいと言えない状況に変わる場合も考えられます。そういう際、いったん、用途地域を指定したからには絶対に変更してはいけないということになると、せっかく、都市計画のために考えられた用途地域が逆に都市計画を束縛してマイナスの効果を及ぼすことにもなりかねません。けれども、恣意的に変更することが許されてしまうと、「山吹色のお菓子」でも市長なり都市計画課職員なりに渡した人はその人の都合がいいように用途地域を変更してもらえて、渡さない人は変更してもらえない・・なんてことになってしまう危険もあり、難しいところではあります。

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【1】 さて、習志野市の「津田沼 ザ・タワー」が建造中の場所は商業地域になっているのですが、なぜ、ここが商業地域なのか? これまで述べてきたように、どう考えても、JR「津田沼」駅の南側については、商業地域として成り立つのはすぐ南側のモリシアビルの位置までが限度と思われます。それなのに、なぜ、そのさらに南側が商業地域になっていたのか。
「仲よし幼稚園跡地」だという土地を、「高層マンション」を建てさせるために、容積率が大きい商業地域に変更したのか??? ・・・どうかわかりませんが、もしも、そうではなかったとしても、です。 単に、民間が所有していた土地が売買されて購入したマンション屋がマンションを建てるということならば、それまで、商業地域であった場所だが住宅専用のビルを建てるのであれば住居系用途地域に変更します・・というのはやりにくい。商業地域の大きい容積率を利用して高層の住居専用ビルを建ててやろうというのは、それは用途地域の性質の悪用ですが、それでも合法であるからには市役所としては、特に建築指導課という取り締まる部署としては合法である以上はそれをとがめるというのはやりにくい・・・でしょう。
しかし、この場所は、もともと、習志野市の市有地であった土地なのです。習志野市の市有地であった土地である以上は、習志野市が用途地域をそれまでの用途地域ではなく別の用途地域に変更した方がその場所にふさわしいと考えたなら、変更するのは難しくないはずなのです。なぜ、売却する前に習志野市は住居系の用途地域に用途地域を変更しなかったのか???
「仲よし幼稚園跡地活用事業」として、「プロポーザル方式」で売却先を決定するとしたからには、もしも、購入したいという事業者が専用住宅のビルを建てようと計画していたのならば、その場所は住居系用途地域に変更した上で売却するべきではなかったのか? なぜ、市が最初から住居専用のビルを建てようとしていることがはっきりとわかっている業者に売却するのに、住居系用途地域として売却せずに商業地域として売却するのか???? おかしいと思いませんか?
「プロポーザル方式」だと’(なんだか舌かみそうな名前の「方式」と)言って、建てる内容をあらかじめ聞いた上で売却するのなら、住居専用のビルを建てようという業者に売却するのに、住居系用途地域として売却せずに商業地域として売却するというのはおかしいのではないのか!?!?!
この場所は、商業地域として、建ぺい率80%、容積率600% という習志野市で最も大きい容積率の指定になっているのですが、この「習志野 ザ・タワー」のすぐ南の土地は第一種中高層住居専用地域で建ぺい率60%、容積率200%で、「仲よし幼稚園跡地」はもっぱら住居を建てる場所、住居系用途地域としてはこのくらいでいいのではないでしょうか。西側は近隣商業地域として建ぺい率80%、容積率400%、東側の千葉工大は住居地域で建ぺい率60%、容積率200%ですが、せいぜい、このくらいまでの場所でしょう。実際、購入者の三菱地所レジデンス(株)なども、大規模商業施設を作る場所としては厳しいということでマンションを建てようと考えたわけであり、「主として商業その他の業務の利便を増進するため定める地域とする。」と都市計画法第9条9号で定められている商業地域には向かない場所ですね。なぜ、それが商業地域になっていたのかはよくわかりませんが、習志野市の市有地を住居専用ビルを建てようとしているということがはっきりしている業者に売却するのに、なぜ、第一種中高層住居専用地域くらいに変更して売却するのではなく、商業地域として売却するのか? 結論として、市役所がマンション屋の手下となって容積率が大きい商業地域の特性を悪用させようとして、商業地域として住居専用ビルを建てようという業者に売却した、ということでしょう。そう考えるしかないはずです。もし、違うのならどう違うのか、ぜひとも説明していただきたいものです。
都市計画図を見ると、どうも、このJR「津田沼」駅の周囲の用途地域と容積率の決め方が、この地域はどうあるべきかということで決められているのではなく、事業者の都合に合わせて決められているかのようで、「もう、ぐちゃぐちゃ」て感じです。こんなの、都市計画じゃありませんね。
なお、ヤフー地図で、習志野市谷津1丁目15番を見ると、その後に3、15、33の3つの数字が出てきますが、
谷津1丁目15-3・・・シティパーク津田沼、
谷津1丁目15-15・・・自転車置き場、
谷津1丁目15-33・・・河合塾
のようで、「津田沼 ザ・タワー」は完成していないので、谷津1丁目15 の後の数字は決まっていないようです。
【2】 そして、(株)オリジナルワーク 取締役 高浦英人氏の話によると、「津田沼 ザ・タワー」は、この場所の商業地域としての容積率600%ではなく、敷地の一部分を歩道や自転車置き場に提供するかわりに容積率をその場所で規定されている容積率よりも大きい容積率で建てることを認められるという「容積率緩和」の制度を利用して建てている、ということでしたが、これもおかしいのです。
この場所に限ったことではなく、敷地の一部分を歩道や公園などに提供し、その部分は所有権が移るわけではないが、歩道や公園として公共の使用に提供して誰が使ってもいい所にするかわりに、容積率をその地域で規定されている容積率よりも大きい数字の容積率で建てることを認めてもらうという制度というのはあり、実際に、高層の建物がそこにできるかわりに、公園が前にできてその地域の人たち誰もが使えるようになったとか、歩道ができてその地域の人たちにとって安全に通行できるようになった、とかいったケースはあります。
しかし、その制度を適用するには、高層のものを作られることによってマイナスの影響を受ける者と、そこに公園・歩道・自転車置き場といったものができることでプラスの影響を受ける者とが同じ者でないといけないはずです。 マイナスの影響ばかり受ける者とプラスの影響ばかり受ける者とがいるということでは、その制度の趣旨に反することになります。 「津田沼 ザ・タワー」の場合には、この場所に巨大な岩山ができても、習志野市の条例で説明しなければならないことになっている半径50mの範囲とか、実際に説明したという半径100mの範囲とかに土地建物を所有している人・建物を占有している人にとっては、モリシアビルの10階程度のものができるのか、「津田沼 ザ・タワー」のような最高高さ161.04mと耳成山・天香具山より高い山を人工的に造られるのかというのは実際問題として、居住環境としてそれほど関係はない。むしろ、そこに上方向に巨大な人工を持つ箱ができれば、半径100m以内というのはほとんどが商店かマンションですから、商店としては自分の所に利益を落としてくれる見込客がそこに大量に出現するということでプラス面が多く、さらに歩道ができて自転車置き場もできれば自分たちの所にとってプラスになりマイナスはないのです。 それに対して、マイナスの影響を受けるのはこの「津田沼 ザ・タワー」の北側の船橋市南東部の住居系用途地域に住む者です。せっかく、北が高く南が低い「南下がり」の土地を選んで購入してそこに住んだのに、南側に巨大な人工の岩山を造られたのでは、「なに・すん・ねん!」てとこです。「なに・すん・ねん!」てところ!!! 「南下がり」の土地を購入したのに、その南側に岩山を造られてしまって、「南に岩山がある土地」にされてしまえば土地の評価も下がってしまいます。南側に巨大な岩山を造られたのでは、海側を塞がれることになり、気候の条件も変わることが考えられます。 マイナスの影響を受けるのは、「津田沼 ザ・タワー」の敷地から半径100m以内に土地建物を所有・建物を占有している人ではなく、北側の船橋市南東部の住居系用途地域の住民であり、そして、船橋市南東部の住居系用途地域の住民は買い物などに津田沼地区に行く場合でもJR「津田沼」駅の北側の商業施設に行くことはあっても南側に行くことはまったくないことはないとしても、少ない。船橋市南東部の住居系用途地域の住民からすれば、「津田沼 ザ・タワー」の周囲に「敷地を提供して」歩道や自転車置き場を作ってもプラスの面は特になくマイナスばっかりであり、足元の者はプラスばっかりでマイナスはそれほどない。 これでは、「敷地の一部分を公園・歩道などに提供することで、容積率を通常のその場所の容積率よりも大きい容積率を適用して建てることを認める」という制度の趣旨に反するのは明らかです。ここでも、「津田沼 ザ・タワー」は制度の趣旨に反することをおこなっており、制度の悪用をしています。
特に、民間の所有地を業者が購入して、その制度を利用したいと言い出した場合には、市はそれを断りたいと思っても、法令に規定がなければ断りにくいという状況がありますが、この場所は、もともと、習志野市の市有地であり、どういうものを建てようと考えるかというのを事業者に計画を提出させて、それを「審査委員」が見え決定するという「プロポーザル方式」で決定していますから、その「審査」の段階で、「容積率緩和の制度」を適用したいということであれば、その適用によってプラスの影響を受ける者はプラスばっかりで、マイナスの影響を受ける者はマイナスばっかりということでは好ましくない、ということを「審査委員」がきっちりと指摘して、プラスの影響を受けるばっかりの者とマイナスの影響を受けるばっかりの者というようにならないようにするということができたはずであり、「審査委員」となっている人は「審査委員」である以上はそうしなければならなかったはずなのです。 習志野商工会議所会頭で副委員長の鈴木喜代秋さん、いったい何やってるんですか? 商工会議所会頭であれば、プラスの影響ばっかりの者とマイナスの影響を受けるばっかりの者が出るというのでは、それでは物事はおさまらない、ということくらいはわかって良さそうに思うのですが、わかりませんか???
千葉工大建築学科の教授⇒名誉教授の山本明さん、助教⇒准教授の倉斗綾子(くらかず りょうこ)さん、建築学科の教授なら、このくらいのことは理解できていなければいけないはずですが、理解できていないのですか? おのれが理解できていなくてそれで学生に教えているのですか? 山本明さん、倉斗綾子さんは、いったい、何を学生に教えているのでしょうね。
そして、「審査委員」のメンバーを見ると、習志野市役所の4人を別にして、不動産鑑定士・税理士の2名も別にすると、 「審査委員」というのはこの「津田沼 ザ・タワー」の足元の商工会議所や町会の代表者ばかり、プラスの影響を受ける側の人ばかりなのです。「八百長」ですね、これは。違いますか? 習志野市は、市が八百長やってどうするんですか???
【3】 そして、もっとおかしなことがあります。 「敷地の一部分を歩道・公園や自転車置き場など公共に提供して、誰でも使えるようにするかわりに、容積率をその地域の容積率よりも大きい容積率を適用させてもらう」という制度というのは、その地域に歩道・公園・自転車置き場といったものを設けたいと行政は考えるが、ところが場所がないという時に、その地域で建物を建て替えようという事業者があった場合に、上方向に高いものを建て、容積率も通常よりも大きい容積率を適用させてあげるかわりに、敷地の一部分を歩道・公園・自転車置き場など公共に提供してもらうということで、歩道・公園・自転車置き場をそうでなければ確保できなかった場所に設ける・・・という制度のはずです。
ところが、この「仲よし幼稚園跡地」というのは、もともと、習志野市の市有地であったわけです。歩道・公園・自転車置き場が必要ならば、何も、いったん敷地全部を売却した上で一部分を提供してもらわなくても、習志野市の市有地に歩道・公園・自転車置き場を作ればよかったはずなのです。違いますか? なぜ、いったん全部を売却した上で一部分を提供してもらう必要があるのですか? おかしいでしょ。
この制度の適用で、上方向に大きい建物はできたけれども、そのかわりに歩道・公園などができて、その場所にプラスになっているというケースはあると思います。しかし、「仲よし幼稚園跡地」の場合には、習志野市は歩道を確保したければ歩道を先に確保し、自転車置き場を作りたければ自転車置き場を習志野市の市有地に造り、残った場所を売却すればよかったのと違いますか? 歩道や自転車置き場が必要なのに、かつ、設けたい場所に市有地があるのに、歩道や自転車置き場を習志野市のその市有地に設けず、それを売却してしまって、それから「敷地の一部を提供」してもらって設けて、上方向に巨大な箱を造らせるというのは、それは進め方が本末転倒ですね。違いますか? 要するに、巨大な岩山を造らせたいから、「自転車置き場などを提供してもらった」という形式にしたかった、ということでしょうか。
【4】 もうひとつ、「敷地の一部分を歩道に提供するかわりに通常よりも大きい容積率を適用してもらう」という制度ですが、完璧かどうかはともかく、その制度によって歩道ができたり公園ができたりしてその建物の事業者以外の周囲の人にもプラスになっているというケースはあるかとは思いますが、他方において、「敷地の一部分を歩道に提供した」としても、そんなものは当たり前であって、だからなんで容積率を大きくしてやらないといけないのか・・というケースもあるように思うのです。
道路の幅というのは、その両側に建つ建物の高さ・大きさによって必要とされる幅は異なるはずなのです。もともと、2階建てくらいの建物が建つという前提で造られた道路の両側に5階建てとかの建物ができるとその道路は広さが不足して息詰まった状況になりますね。高い建物を建てようという者がその建物に必要な道路幅を確保するために敷地の一部分を提供するのは当たり前のことであって、敷地の一部分を提供したからといって「容積率緩和」なんてする必要があるのか? という疑問を感じるケースがあります。「津田沼 ザ・タワー」はそれです。
2階建て程度の戸建住宅を建てようという場合でも、全面道路は4m以上の幅がないと建てることはできないことになっており、たとえば、前面道路の道路幅が3mの場合だと、そこに家を建てたいと考えたならば、道路の中心線から2mの位置までバックして、道路の中心線から2mの範囲は自分の所有地であったとしても、道路としないといけない、所有権が移るわけではないが、所有権はそのままであったとしても、道路であってそれ以外の利用はできないということになっています。4mの幅がない道路に面して建てようとする者が道路の中心線から2m後退したからといって、だから、容積率をその地域の通常の容積率よりも大きい容積率を適用してあげます・・などという制度はありません。
それならば、それまで建っていた建物よりもずっと大きい高い建物を建てたいという事業者がその建物にふさわしい道路幅を確保するために敷地の一部分を道路として提供した・・・として、だから、なんで、「容積率緩和」なんてしなきゃならんのですか? 自分がそれだけ大きい高い建物を建てたいのであり、それだけ大きい高い建物を建てるのであればその建物に必要な道路幅は自分で提供するのが当たり前と違うのですか? ・・・そう考えると、この「容積率緩和」の制度というもの自体、これでいいのか? と疑問を感じるところがあります。
私は、「敷地の一部分を歩道・公園・自転車置き場などに提供するかわりに、残った敷地の容積率をその場所の容積率よりひとまわり大きい容積率を適用する」という制度が絶対に悪いと思っているわけではないのです。その制度がプラスになっているケースというのもあるかと思いますが、しかし、 「津田沼 ザ・タワー」などは、それだけ巨大なものを造りたいのならば道路幅もその建物に必要なだけの幅を建主が提供するのは当たり前のことであって、それを「提供」したからといって、「容積率緩和」などする理由にならないのではないか、と思えるのです。そう思いませんか?
この「津田沼 ザ・タワー」と「仲よし幼稚園跡地活用事業」は調べれば調べるほど、考えれば考えるほど、おかしなことだらけです。
習志野市役所建築指導課に、「特定建築行為計画のお知らせ」の標識の出し方について不適切なところがあるのではないかと問い合わせた時、建築指導課の山本氏が、「お名前と連絡先を教えてください」と言うので、市役所に市民が問い合わせるのに、匿名で問い合わせて悪いことはないはずですが、私は別段、匿名にしないといけないことはないと考えたし、何か悪いことをこちらが話しているわけではないので、住所と氏名・電話番号を教えたのですが、私はあくまでも習志野市建築指導課の山本氏に教えたのであって、(株)オリジナルワークに教えた覚えはありません。ところが、(株)オリジナルワークの高浦英人氏から電話がかかってきたのですが、高浦氏としては建築指導課の山本氏から連絡してくださいと言われたからかけたらしいのですが、建築指導課の山本氏としては「業者から連絡」させたというつもりだったのでしょうけれども、私は習志野市役所の建築指導課に住所・氏名・電話番号は教えたけれども、それ以外の者に教えて良いと言った覚えはなかったし、「業者から連絡」させるということなら、「業者」は三菱地所レジデンス(株)・三井不動産レジデンシャル(株)・野村不動産(株)の3者であって(株)オリジナルワーク 高浦英人氏は「業者」ではないはずであり、業者でもない者に私の住所や電話番号を私が許可したわけでもないのに教えられるというのは不愉快である。 私が「業者」に何か言うのであれば、代表の「業者」らしい三菱地所レジデンス(株)に言うでしょうし、言うのなら私が個人として言うのではなく、その地域の住民全体として言うべきだと私は考えていたし、どういうことをどのように言うか考えてから言うものだと考えていたのだが、一方的に、業者でもない相手に私の氏名と電話番号を教えられてしまった。そのあたりの習志野市役所の対応についても疑問を感じます。そのあたりの対応についても、習志野市役所の都市計画課とともに建築指導課もまた、「津田沼 ザ・タワー」の事業者および(株)オリジナルワークの「仲間」かもしくは市役所の方が「部下」か「下請け業者」みたいな態度をとっており、そういう態度・対応が市役所としていいいのか? と疑問を感じない市役所職員の姿勢はどうかと思います。 習志野市長は宮本泰介さんという人で、「自公・連合千葉推薦」で当選して3期目らしく、市長としてはけっこう若いようだが、こういうことを、考えないでしょうかね・・・。
※ 習志野市長「市政開設」https://www.city.narashino.lg.jp/joho/mayor/index.html
《ウィキペディアー宮本泰介》https://ja.wikipedia.org/wiki/宮本泰介
「それぞれのゼネコンが別のヤクザと結びついている」とか「生コン業界はヤクザとの癒着が多い」とかいう話をどこかで読みました。もしかして、こういう巨大な岩山を造りたがるというのは、行政がヤクザから脅されているとか何かそういうことでもあるのか・・・なんて、ふと思いそうですよね・・。 しかし、それもおかしいのです。なぜなら、もしも、こういう巨大な人工の岩山の工事を3分の1の高さのものにしたなら3分の1しか利益が出ないとしたならば、それなら3棟建てればいいわけです。4分の1にしたら利益が4分の1しか出ないということなら、4棟建てればいいことですよね。 ですから、「それぞれのゼネコンが別のヤクザと結びついている」とか「生コン業界はヤクザとの癒着が多い」とかいう話とは、これは別の問題ではないでしょうか。
むしろ、建売住宅の分譲を見ると、なんで、こんなブサイクな建物しかできないのだろうかとか、こんなに細かく分けないといけないものか、細かくしないと売れないということなのだろうか・・・とか思ったりしたことがあったのですが、私は請負の戸建住宅建築業の会社に勤めてきたので、そんなことを考えたのですが、その後、「建築もやっているが売買の不動産が中心」の会社に勤めて、その会社の建売住宅を見てわかりました。 そうではないのです。「やっている人間がアホだから」です。「やっている人間の精神面が貧困だから」なのです。 建売住宅というのは請負で建てるものに比べて建築費をそれほどかけられないということはありますが、だから、ブサイクなものしかできないのではなく、やっている人間が精神的に貧困だからです。 細かく分けないと気がすまないみたいな分け方をした分譲地とか建売住宅とかが多いけれども、それもまた、細かく分けた方が売れやすい売りやすいからではなく、細かく分けないとおれないような強迫観念を持っている人がやっているからです。 なんで、こんな背の高い巨大なものをその場所に造りたがるのか・・・というのも、「それぞれのゼネコンが別のヤクザと結びついている」とか「生コン業界はヤクザとの癒着が多い」とかいうそういうことがあるのかないのかよりも、そうではなく、何かこういう巨大な岩山を造りたがるという精神的に貧困な人というのがいる、というそちらではないでしょうか。 ブルーノ=タウト『建築に関する省察』(ブルーノ=タウト『建築とは何か』 鹿島出版会SD選書 所収)でも読ませてやりたいようにも思うのですが、そういう人というのは読まないかもしれませんね・・・。
(2020.1.13.)
☆ 習志野市「津田沼 ザ・タワー」(工事中)の横暴!!!
[第455回]《戸建住民の居住環境悪化を招く 都心でもない場所での高層マンション建築に受忍義務があるのか? 》https://philoarchi2212.seesaa.net/article/201905article_3.html
[第463回] 高層マンション「津田沼ザ・タワー」による居住環境破壊。商業地域に住居マンションは不当。勝手に自然改変https://philoarchi2212.seesaa.net/article/201906article_8.html
[第464回]「津田沼ザ・タワー」は下品で野蛮。事業者・設計者・開発行為事業者でない者になぜ問合せさせようとする? https://philoarchi2212.seesaa.net/article/201906article_9.html
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[第466回]「津田沼 ザ・タワー」の確認票他+死人が出る可能性がある三菱地所レジデンスと(株)フジタの工事現場
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[第497回] 都心の区がビルの新築に際し住居スペース確保を求めるごとく、郊外の駅前では商業施設の割合を確保させる規定を設けるべきである。都心に向く建物と郊外に向く建物は違う、ということくらい建築学科教授ならわかりそうなものだが。「1年の契約社員」の募集を「正社員」募集と言う会社はいかがなものか。https://philoarchi2212.seesaa.net/article/202005article_5.html
[第498回] 雲の中のトドラが棲息する場所のマンション、バルタン星人の3倍の高さのマンションなんて、人間にとって非本来的だと思いませんか?ー『ウルトラQ』『ウルトラマン』で考える「津田沼ザ・タワー」の貧困なる精神。https://philoarchi2212.seesaa.net/article/202005article_6.html
[第504回] 外観・内観・機能のいずれも目的にない「津田沼・ザ・タワー」。「外」重視のシドニーオペラハウス、「巨大な彫刻」東京カテドラル聖マリア大聖堂などと比較して考える。今こそ失ってはならない日本人の美徳と日本の美。https://philoarchi2212.seesaa.net/article/202007article_1.html
[第505回] 雲より高いマンション、雨雲の中のマンション、雲霧に埋没するマンションは、建築として住居として本来的ではないだろう。「津田沼ザ・タワー」は非人間的・・で家相も良くない・・だろう。https://philoarchi2212.seesaa.net/article/202007article_2.html
[第521回] せっかくの郊外で、なぜ星や月を見ずに、人工の照明を見せられなければならないのか? 「津田沼ザ・タワー」屋上の人工照明を喜ぶ人はその貧困なる精神を反省すべきです。及、星・星座というのはプラネタリウムで見るのではなく、夜、空を見上げてみるものだ、と知ってますか? https://philoarchi2212.seesaa.net/article/202011article_2.html
[第533回]「しぶんぎ座流星群」はよく見えなかった。明るすぎるマンションの照明。「ジャコビニ流星群」時と違って照明を消そうという動きのなくなった世相と風物をめでようという心の喪失。都心部のマンションと郊外のマンションの違いも理解できない「三流一級建築士」。https://philoarchi2212.seesaa.net/article/202101article_2.html
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[第456回]上新田天神社(大阪府豊中市)参拝4 神社を背後から見下ろす下品な高層マンション 他https://shinkahousinght.at.webry.info/201701/article_18.html
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「哲建ルンバ」
[第197回]日本キリスト改革派神港教会・カトリック六甲教会・神戸松蔭女子学院 と 安藤忠雄「六甲の集合住宅」
https://philoarchi2212.seesaa.net/article/201312article_1.html
☆ 「ジオミューズレジス」「ジオタワーミューズフロント」「ジオタワーミューズガーデン」(大阪府高槻市)について・・・
「慎腹風呂愚」
[第634回]上宮天満宮参拝【6/10】天満宮を見下ろす 地域の「気の流れ」を乱す 家相が悪い 高層マンションhttps://shinkahousinght.at.webry.info/201811/article_7.html
[第638回]上宮天満宮参拝【10/10】北山本山寺の石碑、景観重点地区、女性客の多い店でも入るのが商学士の使命https://shinkahousinght.at.webry.info/201811/article_11.html
で述べました。

棟梁が語る家造り―損な買物をしないために

宅地建物取引の知識〈平成28年版〉

建築とは何か (SD選書 95)
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